大型スーパーやコンビニに頼らず、月の食費を約1万5000円に抑える一人暮らしの自炊スタイルが注目を集めています。発信しているのは、YouTubeチャンネル「よしみ子のおひとり様ライフ」を運営する、よしみ子さん（@yoshimiko_desu_）です。見た目よりも栄養を重視した無理のない節約術が、多くの共感を呼んでいます。
買い物は大型スーパーやコンビニを避け、地域の小さなスーパーなどを活用しています。月1.5万円という食費を実現するために特別な「節約テクニック」などは使っておらず、日々の積み重ねで自然にやりくりしているといいます。
献立は事前に決め込まず、買い物しながら割引品を見て柔軟に考えるスタイル。「自分の頭の中にいくつかレシピをためておいて、それを引っ張り出す感じです」と語ります。冷蔵庫の中も、すぐに思い出せる程度の量に抑え、無駄を防いでいるそうです。
「お腹が空いたから食べる、健康のために食べるという感じです。食事よりも旅行など趣味のことで頭がいっぱい」と話すように、よしみ子さんにとって食事は“楽しみ”ではなく“生活の一部”。しかし、だからこそ栄養バランスはしっかり確保したいと考えています。
「レモンのスライスを乗せたり、バジルを散らしたり、別に本心では欲していないのに見た目を重視して余計な物を買うのは、一人暮らしの自分にとっては無駄だと思いました」と話し、SNSの“映え文化”とは一線を画した姿勢が支持されています。また、自炊できない日は惣菜を買うこともあり、「外食するより安いです」と無理のないスタイルを実践しています。
そんなよしみ子さんにも、これまでにさまざまな試行錯誤がありました。以前は1週間分のまとめ買いや、朝食はバナナだけで済ませるといった生活をしていた時期もあったそうです。
「いろんな節約方法があるなかで、自分に何が合うか知るためにとにかく試していました。その時はその時の節約方法がベストで、生活スタイルが変わったり、趣味嗜好が変わった時に食事スタイルや買い物のスタイルも変えているという感覚です。バナナも飽きてやめました」
最後に、これから自炊を始めたいと考えている人に向けて、こんなアドバイスをくれました。
「まずは汁物から。野菜もたくさん摂れますし、料理スキルがなくてもすぐ作れます。難しい料理にチャレンジする必要も、いろんな調理器具を買う必要もありません」
投稿された動画には、「すごいタメになりました」「めっちゃおいしそう」「やりくり上手」「お料理が素敵過ぎる」「見習います！」などのコメントが寄せられ、多くの共感を呼んでいます。
