ドッグランの大型犬エリアに「乳児はご遠慮願いたい」 飼い主困惑、事故が起きたら犬と飼い主が加害者になるのに…

はやかわ リュウ はやかわ リュウ

2歳になる愛犬、ラブラドールレトリーバーの男の子、レアくんとドッグランに出かけた飼い主、KRRR(@K75685819)さん。

大型犬のレアくんは、体重10kg以上の犬が利用できる中型犬・大型犬エリアに入場。他にも大きなわんちゃんたちが3~4頭、遊んでいたそうだ。

そんな時、飼い主さんは信じられない状況に遭遇したという。

えっ!?大型犬エリアに「乳児」!?

「本日のドックラン…人間のベビー登場…早々に撤収で、不完全燃焼のオレ」

そうつぶやき、ドッグランを早々に退場し、車に乗って帰宅したレアくんのしょんぼりした姿をX(旧Twitter)に投稿した飼い主さん。

詳しい状況を聞いたところ、「人間のベビー」はなんと、生後2ヶ月ぐらいの乳児だったという。

「保護者は、母親と祖母の2人連れで、大型犬を連れていました。当初は母親が押すベビーカーに乗せられて入場し、入り口付近にベビーの祖母と思われる方と一緒にいました。その後、祖母らしき方がベビーを抱っこして、ランの中を歩きまわっていました。『日光浴、気持ちいいねー』と、ベビーに声を掛けながら歩いていた時に横抱きをしていたので、生後2ヶ月くらいの乳児かなと思います」(KRRRさん)

大型犬のパワーで大怪我も

愛犬のレアくんは、他のワンちゃんたちとも仲良くできる温厚な性格のラブラドール男子。

「どちらかといえば争いごとが苦手で、ワンプロや追いかけっこもほどほどです。犬よりも人間が大好きで、ランでも他のワンちゃんと遊ぶより、飼い主さんたちに構ってもらうのが好きなようで、飼い主さんたちから人気者です」(KRRRさん)

突発的に動いたり、大きな声を出す「子ども」を苦手とするわんちゃんが多い中、レアくんは子どもにも穏やかに接することが出来るそうだ。

それでも「万が一」を考え、この日はドッグランから早々に退場。

「2歳なので、まだまだヤンチャな可愛いヤツです。性格は温厚ですが、やはり大型犬のパワーは半端ないです。ワンプロ(犬同士がプロレスをすること)や、追いかけっこで夢中になっている時などは、ぶつかっただけでも大打撃になると思います」(KRRRさん)

「ドッグラン」はワンちゃんたちのための場所

大型犬は「嬉しい」時の飛びつきでさえ、想像以上のパワーと体重がかかるため、大人でも転倒事故などが起きる可能性がある。

対人事故が発生した場合、どんな状況であっても、犬とその飼い主が加害者になってしまうのが現実。

先日も、ドッグラン内で遊んでいたゴールデンレトリーバーに衝突され怪我を負った男性が、飼い主に対して1600万円の賠償を請求した件が報道された。

「本来、『ドッグラン』はワンちゃんたちに自由に楽しんでもらう場所だと思います。周りの人間たちが、犬たちの安全をしっかりと見守ること……それができないのならば、利用はあきらめた方が良いのかなと思います」(KRRRさん)

あくまでも「犬ファースト」

昨今では、子どもを遊ばせる「ふれあい動物園」としてドッグランを利用する迷惑な保護者もいるという。

小型犬であっても、子ども側が大きな声を出して犬を驚かせたり、執拗に追いかけたり、尻尾や耳を引っ張ったことが引き金となり、咬傷事故などが起きることもあり、非常に危険だ。

そのため、保護者同伴や犬連れであっても、未就学児の「ドッグラン」内への入場を禁じている施設も少なくない。

名前の通り、「ドッグラン」はあくまでも「犬ファースト」な場所。犬と人間、お互いの安全のため、利用者は各施設のルールと常識を遵守したい。

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