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小笠原諸島から友人が持ち帰った「観葉植物の実」  バナナ風味と思って食べ進めたら「舌を刺すような痛み」

中将 タカノリ 中将 タカノリ

「嬉しい便り・壮大な計画」という花言葉を持ち、南国風の観葉植物として人気のモンステラ

今、SNS上ではそんなモンステラの実食レポートが大きな注目を集めている。

「小笠原に行った友人にモンステラの実を買ってきてもらった。外皮がポロポロ剥けるのが熟したサインらしく、黄色っぽい可食部はバナナの味がして美味。 でも、食べ進めて剥けていない部分に近づくにつれ、舌の根本に『毒』を感じる…。」

とその模様を紹介したのは漫画家のさとかつさん(@satokatu031)。

観葉植物として親しまれるモンステラだが、一部の種はうろこ状の実の表皮が熟してむけると食用できる。ただし熟していないものはサトイモ科特有の有毒物質を含むので取り扱いには注意を要するのだ。

さとかつさんにお話を聞いた。

ーーモンステラの味わいや食感をあらためてお聞かせください。

さとかつ:バナナとパイナップルを混ぜたような味でした。かなり繊維質ですが歯に挟まるようなことはなく食べやすかったです。

また熟していない部分は舌を刺すような痛みがありました。辛味や苦味とも違う、ダイレクトな痛みです。おそらく、シュウ酸カルシウムの結晶が刺さっているのだと思います。

 ーー投稿に大きな反響がありました。

さとかつ:こういった珍しい果物に興味のある人が多くてうれしいです。このほかにも色々あるので、旅行先で探してみて欲しいですね。

◇ ◇

SNSユーザー達から

「私が知ってる観葉植物⁉︎」
「実、初めて見ました 食べられるのですね 毒ですか…モンステラの語源がモンスターなので、なんか納得しました」
「モンステラ(Monstera deliciosa) 直訳すると『ウマイモンスター』そして和名が鳳来蕉(鳳凰ぽいバナナ) ……まんまやん!」

など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。繰り返し言うが、熟していないモンステラの実は有毒。読者のみなさんはくれぐれもご用心いただきたい。

レアな果物に造詣の深いさとかつさん。今年5月にカニ、魚、寄生虫などさまざまな生き物が出てくる短編集「琉球蟹探訪」(小学館クリエイティブ)を上梓。この作品中でも珍しい果物を食べてレポートしているので、ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。

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