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地域ごとに呼び名が違う!?他県では通じない「リバテープ」ってなに?「サビオ」も少数派

米田 ゆきほ 米田 ゆきほ

リバテープ製薬会社が公開した、ばんそうこうMAPがあらためて話題になっている。

度々話題になる「大判焼き・御座候」のように、実は絆創膏も、地域ごとに様々な呼び名があり、「バンドエイド」「カットバン」、「サビオ」など様々。製造・販売元がある土地の人々が商品名を通称として絆創膏の呼び名にするのが一般的な理由だが、地図を見ると飛び地も多く興味深い。「ばんそうこうMAP」を制作した、リバテープ製薬会社広報担当のОさんに話を聞いた。

――地図から読み取れる地域差の特徴は? 

Оさん:熊本を中心に「リバテープ」という名称が使われているのは、弊社が熊本に本社を構え長年地域に根ざした製品展開をしてきたため。佐賀に拠点を置く祐徳薬品工業様の「カットバン」も同様です。

一方、関東や関西では「バンドエイド」や「カットバン」といった呼び方が主流。地図で見ると、まるで方言のように呼び名が分布していて非常に興味深い文化的現象ですね。各地域での販売シェアや広告展開、家庭内で使われてきた言葉の影響が大きいのではないでしょうか。

――ネットで調査した、地域別の通称の調査結果の感想は? 

Оさん:ネットデータでは「ばんそうこう」という一般名称で呼ぶ方が増えている印象です。おそらく地域の商品もを簡単に店舗やネットショップで購入できるようになったこと、ドラッグストアがプライベートブランドとして販売する商品が増えたことなどが影響しているのではないでしょうか。

――九州から離れた奈良で「リバテープ」と呼ばれているのは? 

Оさん:実は、奈良では共立薬品工業株式会社様の「キズリバテープ」という別の商品ブランドが流通しているからではないかと思われます。 

――初耳の呼び名もありました。通じないケースもあるのでしょうか? 

Оさん:「上京して薬局で『リバテープください』と当たり前のように言ったら通じず、店員さんに『絆創膏のことですか?』と聞き返され驚いた」という声をいただいたことがあります。もっと認知があれば…と思いますが、地域に根づいている証として誇らしくもあります。 

―― リバテープ勢力の今後は? 

Оさん:私たちの夢は、「リバテープ=安心・信頼の絆創膏」として、地元の皆様に愛されながら、全国の皆さまからも選ばれる存在になること。若い世代にも手に取っていただけるような商品展開を進めています。さらに医療機関向けの商品シェアも大きいので、地域の自治体や医療機関と連携しながら社会貢献にも力を入れていきたいです。

◇    ◇

SNSでは「福岡でリバテープが通じなかった」「京都なのにサビオ」「私はリバテープなのに、息子はカットバン」など、複雑に混ざり合っている様子がうかがえた。また「引っ越して呼び方を変えた」という人も。今後の勢力変化に注目したい。

リバテープ製薬会社 公式X
https://x.com/libatapeseiyaku

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