今日22日(土)は、西日本・東日本は朝から晴れて、たっぷりの日差しのもと気温がグングン上昇中。東京都心では午前10時台に20℃を超えました。午後は更に上がり、熊谷など内陸では今年本州初の25℃以上の夏日になる予想。明日23日(日)は更に夏日地点が増え、東京都心でも25℃と、日中は半袖日和となりそうです。
東京都心 昼前から20℃超え 午後は内陸で夏日予想
今日22日(土)は、西日本・東日本は高気圧に覆われて広い範囲で晴れています。気圧配置は、南に高気圧、北に低気圧と「南高北低型」、南から暖かい空気が流れ込み、気温がグングン上がるパターンです。
東京都心では、午前10時台に気温が20℃を超え、今年3度目の20℃超えとなりました。午前11時までの最高気温は、900地点あまりあるアメダスの内、167地点で20℃超えとなり、仙台など東北でも今年初の20℃以上となりました。
午後は更に気温が上がり、最高気温は宮崎・大分・高知・熊谷などで25℃以上の夏日予想です。本州で夏日となれば、今年初となります。東京都心も23℃と5月中旬並みの予想です。北日本は所々で雨や雪が降りますが、気温は高く、札幌10℃と、4月上旬並みの見込みです。
気温の上昇に伴い、積雪の多い地域では、なだれや屋根からの落雪に注意が必要です。午前11時現在、北日本の広い範囲や北陸、関東北部の山沿い、中国地方に「なだれ注意報」が発表されています。
また、北海道の渡島・檜山地方や新潟県、富山県、長野県に「融雪注意報」が発表されています。雪解けによる土砂災害にも注意してください。
明日23日(日) 夏日地点は更に増加 都心も日中は半袖OK
明日23日(日)は、一段と気温が高くなり、最高気温25℃以上の夏日地点が更に増える見込みです。
最高気温は、東京都心や高知、福岡など西日本・東日本の所々で25℃以上の夏日の予想です。日中はシャツ1枚で快適に過ごせますが、朝晩はヒンヤリします。重ね着など服装でうまく調節しましょう。
桜の開花ラッシュへ
日本気象協会発表、最新の桜の開花・満開予想では、気象台の標本木では宮崎がトップで3月23日に開花する見込みです。その後、24日には東京や鹿児島、高知で、25日には福岡、26日には名古屋、27日には大阪で、30日には仙台でも開花となり、来週にかけて開花ラッシュとなりそうです。
満開トップは東京で、3月29日の見込みです。
なお、気温の状況によっては、開花や満開の日が前後する可能性があります。最新の桜開花・満開情報や天気予報を確認し、お花見の計画の参考になさってください。
急な雪解け 注意点は?
暖かくなることで心配されるのが雪解けによる災害や事故です。積雪が多く残る所では、次の3つの点に注意が必要です。
① 雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。
② 気温の上昇によって積もった雪が滑り、「屋根からの落雪」が起こりやすくなります。軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど注意が必要です。また、除雪作業を行う場合は、命綱とヘルメットを装着し、できるだけ複数人で実施するなど、安全を確保するようにしてください。
③ 雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。