「婚約者じゃなく『犬』を選んだ」20代女性の決断に励ましの声が殺到「犬の世話も丸投げでは人の子の世話など無理」「優しい人と出会えるで!」

はやかわ リュウ はやかわ リュウ

「称賛に値する決断」「優しい人は必ずいる」

命を迎えた責任を省みず、「飼ったのが間違いだった」と主張する身勝手な「元婚約者」ではなく、生後9ヶ月になる黒柴犬の男の子「くぅ」くんと暮らすことを選んだ、黒柴くぅさん。

その決断に、多くの励ましと称賛の声が寄せられた。

「いちばん気持ちが盛り上がる”婚約時”に冷静に判断されたこと、素晴らしいです。人は見たいものだけ見ようとしがちだから」

「称賛に値する決断だと思います。将来、赤ちゃんが産まれたら…赤ちゃんにも嫌悪感を抱き、子育てを丸投げしたと思う」

「ワンコさんの世話でさえ丸投げするような男が人間の子どもの世話なんて、出来るはずがない。赤ちゃんの世話がどれほど大変で、育てる過程でどれほど悩むことか!ワンコさんを一緒に可愛がってくれる優しい人を捕まえるんやで。必ずおるから」

「我が家にも犬がいますが、夫はただの一度も散歩に連れて行ったことないです。ただの一度も。子が赤ちゃんの頃、夫に任せて美容院に行ったら、出掛ける時に玄関で泣いたままでミルク無し、玄関の靴の上でオムツパンパンで寝ていて、夫はゲームしてました…」

「犬も私も幸せになってやります!」

多くの声に対して、「(犬を)飼うまではそんな人に見えなかったので、変わりようが衝撃的でした…。くぅちゃんが気付かせてくれたんだと思って、感謝してます。犬と向き合うなかで良い人が現れると信じてます」「今思うと、彼の本性を教えてくれるために来てくれたんだなと感じています。犬も私も幸せになってやります!」と返信していた、くぅくんの飼い主さん。

信じる道を選んだ彼女に、「命」を預かる覚悟について聞いた。

募っていった「不信感」

ーーくぅくんのお迎えは元婚約者の方も納得していたのですか?

「私は実家で9歳の時から、1歳で保護した豆柴と暮らしていました。ちょうど3年前になくなってしまったこともあり、ずっと犬を飼いたいと思っていて、その気持ちは彼と共有していました。

それで、実際に犬を飼う際に必要な費用や世話の方法などを、一度きちんと知ってから改めて迎える時期を考えようと思い、2人でペットショップに行きました。その際に抱っこさせてもらったのが今のくぅちゃんです。説明を聞くと、費用面も問題なく、世話も各自分担できそうだったため、2人でその場で飼うことを決めました」

ーーくぅくんは元婚約者の方に懐いていましたか?

「懐いている方だったと思います。ただ、柴犬特有かもしれませんが、5ヶ月頃になり自我が出始めた頃から、『私はできるけど、彼がしようとすると怒る』ということが少し増えたと思います」

犬は飼い主を選べない

ーー元婚約者の方のように、「思っていたのと違う」という理由で飼育放棄される犬が後を絶たない現状について、皆さんに伝えたいことはありますか?

「犬を飼いたいと思う時、大抵は大変な部分ではなく、良い部分だけを見がちだと思います。例えば、犬を連れての家族キャンプや、オシャレなバッグに入ったフリフリの服を着た可愛いわんちゃん……。でも実際は、室内でのマーキングがひどくて旅館やホテルに泊まれずキャンプをしているのかもしれません。バッグのなかにいるのは、人間の服やスリッパをボロボロにしたり、誤飲をするからかもしれません。

犬のためなら、旅館やホテルに泊まることや、ペット禁止のオシャレなお店に入ることを我慢できますか? 言葉が通じない犬が悪いことをした時、感情的にならずに、犬が理解してくれるまで根気よく向き合えますか? どうか犬を飼う前に、自分の日常が『犬中心』になっても問題がないかをしっかりと考えてみて欲しいです。犬は飼い主を選べません。その子を選び、命を預かった以上、その子の最後の時まで、幸せな一生を送れるように努めるのが飼い主の責任だと思っています」

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