「恋人が誕生日だったので、枯れない花束を編みました」
こんなつぶやきと共に毛糸で編んだチューリップの花束の写真を投稿したのは、写真家として活動するs(@981qr)さん。お付き合いされている方への誕生日プレゼントとして作った「枯れない花束」について、称賛のコメントが多く届き、12万を超える「いいね」がつきました。
「どんな市販のものも敵わない素敵なプレゼント」
「素敵過ぎますね☺️👏」
「かわいい、、編み方知りたいです」
「これ最高に幸せやん」
制作されたsさんの気持ちがギュッと詰まった「枯れない花束」。手作りのプレゼントなので、もらったお相手はどれだけ嬉しかったことでしょう。sさんがこの枯れない花束を作ったのは、恋人の方とのあるやり取りがきっかけだったといいます。詳しいお話を、sさんに聞きました。
ーー「枯れない花束」を作ろうと思ったのは?
「『新しく編み物を趣味にしようと思う』と話したときに、『何か編んでほしい』と言われたことがきっかけです。最初はマフラーやニット帽などを考えましたが、恋人はニット生地の小物が苦手です。そこで思い出したのが、去年私が誕生日プレゼントにもらった花束でした。花束をもらった時、『自分は花束をもらったことがなくて憧れがあるけど、枯らしてしまいそうで怖い』と言っていたことを思い出したのです。そこから彼が枯らすことのない、編み物の花束を作ろうと考えつきました」
ーー制作時間はどのくらい?
「私が編み物を始めて1ヶ月未満の初心者だったということもありますが、1本あたり約4時間かかった記憶があります」
ーープレゼントした時の、お相手の反応は?
「喜んでくれたのも、大切にすると言ってくれたのも心に残っていますが、『自分で作ったの?凄い』と驚いていたことが一番印象的でした。彼は今年で20歳を迎えたのですが、この花束と成人の後撮りをする!と言ってくれています」
ーー作っている中で、苦労したことは?
「編み物を始めたばかりなので、目数の数え方や編み方などの基礎がわからず苦労をしました。動画サイトでやり方を何度も確認して形にすることができました」
ーー編み物を始めようと思ったのは?
「最近の編み物ブームを見て、自分が欲しいものを自分で作れるようになったら素敵だなと思ったからです。SNSで仲良くして頂いてる方に、編み物作家さんが多いことも後押しになりました」
ーー今後はどんなものが作りたいですか?
「普段は写真学生をしているので、『写真を編み物に、編み物を写真に』と、ふたつを自分なりに融合してみようと考えています」
ーー写真家としての活動の中で、お気に入りの写真は?
「服飾の撮影に携わることが大好きで、その中でも特にお気に入りの一枚です!」
※デザイナー様とモデル様からの掲載許可をいただいています(デザイナー:@buaisou_1818様、モデル:@enadesuyon様)
sさんは「普段は女性のポートレートや服飾を中心に、SNSで写真を発表しております。X、Instagram(ID:@981qr)のふたつで積極的に活動しておりますので、ご覧頂けますと幸いです!」と話してくれました。