新幹線のグリーン車などに設置されているフットレストの使い方について、鉄道オタクの豆知識がSNS上で注目を集めている。東海道新幹線で撮影した写真とともに、フットレストには表裏があることを紹介。片面は靴を履いたまま土足で使用し、もう片面は土足禁止だといい、「表裏があるなんて知らなかった」「ずっと土足で使ってた」などの声が寄せられている。
投稿したのは、会社員男性のX名・ゆーすけさん(@Z_Yusuke_cooper)。鉄オタ知識では、フットレストは東海道・山陽新幹線などで運行されているN700AとN700S車両のグリーン車のみに設置されているという。
「初めて乗車した際に足置きの表裏の柄の違いで察しました。フットレストのおかげで靴を脱ぐことができ、移動を快適に過ごせます。最近登場した新しい新幹線・N700Sは足置きに重心点がくるように設計されているので、快適度合いが大きく変わると感じています」と話す。
フットレストのひっくり返し方は、先端を足のつま先で手前に返すイメージ。固定はされないため、足を避けると自動的に元に戻る仕様になっているという。
土足禁止用の面を土足で利用している人も少なからずいることから、Xに〝鉄道ファンからのお願い〟と題して、使い方を投稿すると、驚きの声が続々。どうやらこれまで、フットレストの使い方はJR側から公式にアナウンスされたことはなく、ただし使い方が分からなかった人もいたようだ。
JR東海「座席シートと同じ面は靴を脱いで」
JR東海の広報担当者に聞くと、フットレストはより快適に利用してもらえるようにグリーン席に設置しているそう。「床のカーペットと同じ面は靴を履いた状態での使用、座席シートと同じ面については靴を脱いでの使用を想定しています」と説明した。