【私、老けたかも?】40オーバー女性が震えた30代との変化 「ポニーテール時の束が3分の1」「白髪にショック」

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

女性のみなさんは、年齢による変化を実感するパーツはありますか。医学的知見に基づくサービスやプロダクトを手がけるアンファー株式会社(東京都千代田区)が実施した「美容・エイジングケア」に関する調査によると、30代に比べて、見た目の変化を実感したパーツは「髪」、一方、30代以前にケアをしていたことは「肌」がそれぞれ最多となりました。

調査は、全国の40~69歳の女性300人を対象として、2024年11月にインターネットで実施されました。

まず、「30代に比べて、見た目の変化を実感したパーツ(複数回答)」を教えてもらったところ、しみ・しわ・たるみなどの「肌」(481票)を差し置いて、白髪や抜け毛などの「髪」(599票)が最も多くなりました。

一方、「30代以前にケアをしていたこと」では、「肌」(195票)が最も多く、次いで「髪」(147票)が続き、多くの女性が髪以上に肌のケアに注力していたものの、意外と見た目の変化が起こってしまい、「30代以前にエイジングケアをしておけばよかった」と思う人が多いことがわかりました。

なお、30代に比べて髪の変化を感じたことについて、以下のようなコメントが寄せられています。

▽ポニーテールをした時の束の太さが3分の1くらいになった(59歳女性)
▽髪のボリュームがなくなり短めのヘアスタイルに変えた(55歳女性)
▽30代はすぐに髪がべたつく感じだったが、今は頭皮の乾燥を感じる(62歳女性)
▽ドライヤー、シャンプー時の抜け毛の多さ(43歳女性)
▽白髪と抜け毛で自信がなくなり、ウィッグを活用している(53歳女性)
▽髪のパサつきが酷くトリートメントをしても効果を感じなくなった(53歳女性)
▽雨の日にうねりが出ることが増えた。どんなトリートメントを使っても、効果が続かない(45歳女性)
▽ある日、鏡を見たら白髪があり、それ以来、今まで見たことなかった白髪を度々見るようになりショックを受けた(42歳女性)

髪の変化には、40代半ばから一気に減少すると言われている「女性ホルモン」の低下が原因の1つとして考えられるといいます。

そこで、「女性ホルモンの減少が『抜け毛』『薄毛』などの変化に繋がることを知っていますか」と尋ねたところ、「知っている」は62%、「知らない」は38%という結果になりました。

その一方で、女性ホルモンの減少による髪の変化に対して、全体の94%が「対策していない」と回答しており、髪にとって女性ホルモンが重要であると理解しつつも、女性ホルモンの減少にはどのように対処したらいいのかわからない女性が多くみられました。

このような調査結果から、女性ホルモン分泌量と髪の変化の関係性、対策について、日本毛髪科学協会 毛髪診断士の吉田愛さんは以下のように解説しています。

▽40代半ばから一気に減少!?女性ホルモンの減少は、髪の老け見えの原因に!

実は、20代後半をピークに女性ホルモンの分泌量が低下し、40代半ばから一気に減少してしまいます。女性ホルモンは髪と密接に関係していて、髪のハリ・コシ・密度のピークは30代とされています。

女性ホルモンのひとつエストロゲン(卵胞ホルモン)には、「髪の毛の成長を促す」「髪の成長期間を延ばす」という働きがあります。また、コラーゲンやケラチンの生成を助ける働きがあり、髪にハリやコシを与えます。そのため、女性ホルモンの分泌量が下がることで、「抜け毛」「髪が細くなる」「ハリ・コシ、ツヤが無くなる」といった現象が起こってしまうのです。

抜け毛で髪が減ってしまうほか、髪が細くなり、また髪の毛のボリュームにもつながるハリ・コシが低下することで、髪の毛がペタンコになり、結果として老け見えしてしまう原因に繋がります。

▽女性ホルモンの減少に対する対策は?

(1)女性ホルモンを直接増やす、ホルモン補充療法
残念ながら年齢による女性ホルモンの減少を引き留めることは難しく、専門的な治療であるホルモン補充療法以外に「増やす」方法はありません。

しかし、女性ホルモンを補充するだけでは、若い頃と同じような毛量や髪質に戻すことはできません。髪のハリ・コシ・密度が十分にある若いときからケアをおこない、豊かな髪を維持していくことが重要です。

(2)規則正しい食生活など、生活習慣を見直す
女性ホルモンが減ってしまう原因は加齢だけではありません。無理なダイエットや食生活の乱れ、ストレスなどもホルモンバランスが乱れる原因に挙げられます。本調査でも、「ある苦労したことがきっかけで白髪が増えた」という声も挙がっていました。

規則正しい生活や食生活、良質な睡眠を心がけ、ストレスをためない生活を送るなど、毎日の生活習慣を見直すことが大切です。

(3)大豆イソフラボンなど、サプリメントの摂取
サプリメントを利用する手もあります。エストロゲンと似た化学構造と働きを持つ大豆イソフラボンをサプリメントなどで摂取することも有効です。

(4)女性ホルモン成分を配合した育毛剤の使用
女性ホルモン成分を配合した育毛剤もおすすめです。このような育毛剤は、今ある髪の毛を美しく保つ、守ることにも効果が期待できますので、髪悩みが既にある方だけではなく、今後の予防としても活用していただきたいです。

▽髪のパサつき・感想には頭皮環境を整えるケアを

本調査では「髪のパサつき・乾燥」に対する悩みもあげられていましたが、頭皮の乾燥や加齢によって、頭皮が血行不良になると、綺麗な髪が育たなくなってしまいます。保湿しながら頭皮環境を整える日ごろのケアが大切です。

まいどなの求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース