成長した猫たちの変化を讃える、「#これがこうやで」というハッシュタグがX(旧Twitter)で話題になった。
さまざまな猫たちのビフォーアフターが盛り上がるなか、驚きの「成長」を遂げた猫ちゃんに大きな注目が集まった。
「かつては白猫じゃった…」
そうつぶやき、愛猫、ふくるくんの子猫時代と今の写真をXに投稿した、ふくンツ(@fukuruneko0718)さん。クリーム色の小さな子猫が、なんと3年後、淡い色合いのシマシマ模様の猫に成長!
ふくるくんのまさかのビフォーアフターに、驚きと称賛の声が殺到した。
模様が浮き上がってきた!
「ネコちゃんて大きくなるとここまで変わるんか!」
「じわじわと模様が浮き上がってきたのね」
「成長すると模様が出てくるって面白いね!水につけると文字が浮かぶくじみたい。大吉の模様が出たね」
「1匹で二度かわいい!なんてお得な猫ちゃんでしょう!」
「とてつもなく詐欺です!詐欺猫です!(笑)」といった愉快な声も寄せられたふくるくんは、3歳になる元保護猫の男の子。生後2ヶ月くらいの頃、猫の保護活動をする方から譲渡され、ふくンツさんの家に迎えられた。
そんなふくるくんのビフォーアフターについて、飼い主さんに聞いた。
成長とともに毛色が変化
ーー最初に毛色の変化に気づかれたタイミングは……?
「保護猫なので正確な時期はわからないのですが、生後2ヶ月くらいでうちに来た時はクリーム色で、生後半年くらいから顔の中心が黒くなってきました。同時期に手足の柄が濃くなり始めました」
ーーXに、「こういう色味の子を、シャムミックスって言ったりするみたいです。シャムが入ってると成長と共に毛色が結構変わるそうです」と投稿されていましたね。
「白猫時代も好きだったのですが、今の柄も個性的でとても好きです。飼い主は、ふくるの成長とともに徐々に色が変わっていく様子が見られて、楽しかったです」
幸せな猫生のため、飼い主は出来ることを全力で!
ーー毛色以外にも変化したことは…?
「ふくるは小さい頃から物静かで、全然手がかからない子なんです。ただ、小さい頃は動きが機敏だったのですが、最近は大人になってだいぶ動きも落ち着きました」
ーーこんな予想外の成長を見られるのも「保護猫」の魅力かもしれないですね。
「ふくるは元々野良猫で、生後2ヶ月くらいで我が家にやってきました。保護当初は目ヤニがひどく、お腹には寄生虫がいて、身体は痩せ細っていました。外での過酷な環境で一生懸命生きていたのだと思います。これからも幸せな猫生を送ってもらうために、飼い主として出来ることを全力でしてあげたいなと思っています」
◇ ◇
寄せられたリプライによると、シャム猫の血を引く個体は成長するにつれて、ふくるくんのように模様がくっきり浮き出たり、白かった毛色がこんがり焼けたように色濃くなることがあるという。
ふくるくんは野良猫だったため、どんな猫の両親の元に生まれたかは不明だが、予想外の毛色の変化を楽しめたり、両親の猫がどんな毛色だったかを想像する楽しさも、保護猫と暮らす醍醐味のひとつと言えそうだ。