柴犬が高速道路に!車が行き交う4車線ウロウロ…犬は無事だった?運転手はどう対処する?NEXCO中日本や警察に聞いた

伊藤 大介 伊藤 大介

車が行き交う高速道路に柴犬が現れました。車が迫る中、戸惑うように道路上をウロウロする柴犬はどうなったのでしょう。また、ドライバーは動物発見時どうすればいいのでしょう。

実際に起きた柴犬迷い込み動画をX(旧Twitter)にアップしたNEXCO中日本 東京支社や警察、動物愛護センターに聞きました。

NEXCO中日本 東京支社がアップした動画には、高速道路に迷い込んだ柴犬が片側2車線の道路をトコトコ横断し、車が驚いて減速する様子が映っています。柴犬が上り下り車線を区切る柵をくぐり、逆方向の2車線へ侵入すると、車が犬を避けて左側に寄っています。犬はいつ車にはねられてもおかしくない危険な状況で、車も急ブレーキなどで事故が起きる可能性があります。

NEXCO中日本 東京支社によると、柴犬の高速道路侵入があったのは5月初旬の午前8時ごろ、神奈川県の小田原厚木道路でした。NEXCO中日本 東京支社は「高速道路上で動物の徘徊を見かけた際はハザードランプを点灯させ、後続車両に注意喚起をするとともに接触に注意して走行してください」と後続にも注意を促すよう呼びかけ、「『道路緊急ダイヤル#9910』への通報もご協力お願いします。至急、黄色いパトカーが調査に向かいます」と通報するよう求めています。

柴犬は幸い車にはねられることなく、通報を受けたNEXCO中日本交通管理隊と神奈川県警第二交通機動隊によって保護されました。神奈川県警によると、柴犬は黒い首輪をしていたがリードは付いておらず、「自宅などから逃げ出した可能性も考えられる」としています。柴犬にケガをした様子は見受けられず、地元の小田原警察署から神奈川県動物愛護センターに引き渡された後、飼い主の元にかえりました。X上では「かわいい」「保護されてよかった」と無事を喜ぶ声が寄せられていました。

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