動物好き夫婦に訪れた子猫との出会いから3年…今や妹猫と赤ちゃんを見守る、頼れる“お兄ちゃん”に成長

梨木 香奈 梨木 香奈

「どんぐり」くんが、X(旧Twitter)ユーザーのどんぐりとひまわり(@don91hima85)さん家族に迎えられたのは、2021年11月20日のことでした。

当時、どんぐりくんは生後わずか2カ月半。それまで猫と暮らした経験はなかった飼い主さんですが、小さい頃から動物と共に過ごしたいという思いが強く、結婚を機にその願いが現実のものとなりました。夫も動物好きであったことから、保護猫を迎え入れることをふたりで相談し、動物病院に勤める知人の紹介で、保護猫の男の子であるどんぐりくんと出会ったのです。

翌年には、同じく保護猫の女の子「ひまわり」ちゃんが家族に加わり、さらに2023年には長男が誕生しました。どんぐりくんはひまわりちゃんとすぐに仲良くなり、生まれたばかりの赤ちゃんにも興味津々だったそうです。

飼い主さんは「ベビーベッドの中をのぞきこんでいた姿が、今でも印象に残っています」と振り返っています。

どんぐりくんの成長と絆

どんぐりくんと飼い主さんは、日々さまざまな経験を通じて絆を深めていきます。

ひまわりちゃんをお迎えした直後、猫風邪にかかっていることがわかり、どんぐりくんに感染してしまったことがありました。ご飯や大好きなおやつも食べなくなり、元気を失ってしまったどんぐりくん。飼い主さんは、何度も動物病院を訪れ、懸命に治療を続けました。「全快したときは心からホッとしました」と振り返ります。

一方で、何気ない瞬間が飼い主さんにとって大きな喜びになることも。どんぐりくんがご飯を食べたり、眠ったり、ひまわりちゃんと遊ぶ様子は、まさに癒やしそのもの。日常に笑顔をもたらしてくれるのです。

「外出しても、家で留守番をしているどんぐりとひまわりのことが気になって、早く帰りたいと思うようになりました」と、飼い主さんの意識にも変化を与えてくれたようです。

人懐こい優しさが魅力のどんぐりくん

2024年9月、どんぐりくんは3歳の誕生日を迎えました。

飼い主さんは、液状おやつを活用して「どんぐり 3才 オメデトウ」と描いたバースデープレートを用意してお祝いをしました。

どんぐりくんは、たくましく成長し、体も大きくなりましたが、人懐こく優しい性格はずっと変わりません。飼い主さんの家に来た初日からおもちゃで遊び、あとをついてくるほどすぐ家に慣れてくれたどんぐりくん。数日後、仰向けでお腹を出してすやすや眠っていた子猫時代の姿は、今も飼い主さんの心に深く刻まれています。

さらに、ひまわりちゃんや長男が加わったことで、どんぐりくんはお兄ちゃんらしさを発揮するように。面倒見の良い一面を見せるようになり、家族の一員として成長していくどんぐりくんの姿に、飼い主さんも日々感動しています。

「どんぐりがいてくれることで毎日が充実しています」と飼い主さん。どんぐりくんが家族にとってかけがえのない存在であることは言うまでもありません。「これからも健康で長生きしてほしい」という思いは、家族全員の願いとなっています。

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