大学生や20~30代の社会人が考える「高校時代にやっておくとよいこと」にはどのようなものがあるのでしょうか。株式会社nucwatt(名古屋市中村区)が、このほど発表した「高校時代にやっておくとよいことランキング」によると、「好きなことを見つけて取り組む」が1位となりました。
調査は、全国の大学生、大学院生、20代〜30代社会人317人を対象として、2024年9月~10月の期間にインターネットで実施されました。
◇ ◇
その結果、「高校時代にやっておくとよいことランキング」は、1位「好きなことを見つけて取り組む」(110票)、「心から叶えたいと思う夢を持つ」(92票)、「友人や知り合いとの関係性を深める」(88票)、4位「具体的な目標を設定する」(67票)、5位「部活に打ち込む」(66票)という結果になりました。それぞれの回答についてのコメントは以下の通りです。
【1位:好きなことを見つけて取り組む】
▽少しでも興味を持ったことに取り組んでみると将来の仕事につながると思う。結局キャリアはこの連続(社会人)
▽自分が夢中になれるものを何か一つでも見つけることができると高校生活が充実したものになると思う(社会人)
▽なぜ勉強するのか、どんな仕事に就くべきかについて、自分の好きなことに思いっきり取り組んだ後に考えると、とても有意義な答えが出ると思う(社会人)
【2位:心から叶えたいと思う夢を持つ】
▽自分が本当にしたいことやなりたい自分がある人とそうでない人とでは、モチベーションに雲泥の差がある(社会人)
▽高校生のうちにやりたい仕事を見つけないと、大学に入ってからも結局だらだらしてしまい、適当な就職するという流れになるケースが多い(社会人)
▽いつか何かやりたいことが出てくるだろうと思っていたが、結局見つからずに今は事務の仕事をしている。もっと早いうちにやりたいことや夢を見つけていたら人生変わっていたと思う(社会人)
【3位:友人や知り合いとの関係性を深める】
▽社会人になると仕事や家庭、育児などで忙しくなって友人との時間が少なくなる。そんな中でも付き合い続けられる関係の友人がいると何かあった時に心強い(社会人)
▽高校生活はその時にしか味わうことのできない青春。その時に色んなことを分かち合える友達がいると卒業した後も思い出として心に残ると思う(大学生)
▽社会人になり本当の友達がいない人を目にします。良い関係の友達がいるだけで社会人になってから困難があっても乗り越えられたりするもの(社会人)
【4位:具体的な目標を設定する】
▽親のいいなりやなんとなく受験して失敗した。自分の時間を大切にするためにも、自分で調べて考えて目標を設定して取り組むことが大事(大学院生)
▽理系の学部に進学したものの、その後弁護士になりたいと思ったことで、学部の勉強と法律の勉強の両方をする必要があり、労力もお金も大変だった(社会人)
▽目標がなければ行動があいまいになって結果も出ない。自分は高校時代に勉強で明確な目標を立てて努力し結果を出す経験があって、それが社会にでてかなり活きている(社会人)
【5位:部活に打ち込む】
▽高校時代の部活が社会人になってからの話のネタになったり、人脈を広げるきっかけになっている(社会人)
▽部活は強豪校でとても厳しく遊ぶ暇もなかったが、それによって忍耐力や強い精神力が身につき、それが社会人になっても活きている。辛い仕事でもへこたれずに頑張れている(社会人)
▽部活をやるやらないは自由だが、部活で上下関係や人間関係を学んでいる人とそうでない人とでは、社会に出てからかなり大きな差になっていると感じる。思い出だけでなく人間形成においても大事(社会人)
◇ ◇
【出典】
▽株式会社nucwatt
https://nucwatt.co.jp/