既婚のみなさんは、パートナーと初めて出会った時、どのような第一印象を持ちましたか。結婚相手紹介サービスを提供する株式会社オーネット(東京都中央区)が実施した「異性への第一印象」に関する調査によると、男女いずれも「好感が持てる人だった」が最多となりました。反対に、印象が悪かった理由としてはどのようなものがあったのでしょうか。
調査は、全国の25~34歳の既婚男女609人(男性299人、女性310人)を対象として、2024年9月にインターネットで実施されました。
はじめに、「配偶者にはじめて出会った時の第一印象」を尋ねたところ、「好感が持てる人だった」(男性33.1%、女性31.3%)や「異性として魅力的な人だと思った」(同25.1%、同22.3%)が上位を占めました。
ほか、「普通の(特に何も思わない)人だと思った」(同17.1%、同24.2%)は女性のほうが7.1ポイント高くなったのに対して、「一目ぼれした」(同17.1%、同11.0%)では男性のほうが6.1ポイント高くなりました。
一方、「苦手なタイプだった」(同4.7%、同5.2%)、「どちらかというとキライだった」(同3.0%、同5.2%)では女性のほうが高くなっています。
この結果について同社は、「男女ともに相手の内面的な好感度が高い傾向がみられた一方で、男性は異性を選定する要因として第一印象が影響する傾向が女性より高そうだということもうかがえます」とコメントしています。
さらに、「第一印象で一目ぼれ・魅力的・好印象と思った要因」を教えてもらったところ、男女ともに「ルックス(顔やスタイルなど)が好みだった」(男性37.8%、女性35.0%)、「話し方や態度(しぐさ)などに好感がもてた」(同31.1%、同34.0%)、「一緒にいると居心地が良さそうに思えた」「性格がお互い合っているように思えた」(いずれも同15.6%、同15.0%)といった回答が上位となり、大別すると、「見た目重視」「人柄重視」「安堵感重視」の3つのパターンに好感のある第一印象が分類されることがうかがえる結果となりました。
反対に、「第一印象で苦手・キライなタイプと思った理由」としては、「一緒にいて居心地が悪そうだと思った」(男性43.5%、女性37.5%)、「お互いの性格があっていないように感じた」(同21.7%、同31.2%)などが上位を占めたほか、「ルックスが好みでなかった」(同4.3%、同21.9%)、「話し方や態度などが不快に感じた」(同26.1%、同6.2%)といった回答では男女で大きな差がみられました。
次に、「理想の結婚相手と出会うために、異性とはじめて出会った時の第一印象は重要だと思いますか」と尋ねたところ、男性の56.5%、女性の47.1%が「重要である」と回答した一方、男性の29.1%、女性33.9%は「それほど重要ではない」と答えています。
最後に、「今の結婚生活に満足していますか」と尋ねたところ、男性の70.3%、女性の69.3%が「満足している」と回答しており、約7割の男女が結婚生活に対して思い描いた範囲内であることがうかがえる結果となりました。
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【出典】
▽結婚相手紹介サービス「オーネット」調査