ホテルに404号室がない、あれ、これって… フロアガイドがまるで「ネットのエラー?」と話題に、なぜ?

竹中  友一(RinToris) 竹中 友一(RinToris)

「おっと、紛れもない『not found』じゃないか」

X(旧Twitter)にこんな投稿をしたのは、現在高専生のトマトエクレアさん(@pann_okome)です。

ある日、新横浜のとあるホテルを訪れたというトマトエクレアさん。部屋に向かう際に見かけたフロアガイドを見て、思わず立ち止まります。

フロアガイドには現在の階数(4F)、各々の部屋番号とその方向が示されていました。

左側には401、402、403と並び、そして右側には405。

あれ――404は・・・?

“4”という数字は、発音的に“死”を連想するとされ、病院やホテルといった施設・マンションなどの集合住宅のなかには、部屋番号にその数字を付けることを極力避けるところもあります。このホテルに404号室がないのも、そのような理由からなのでしょう。

その一方で、“404”は、インターネット上でよく見かける数字ではないでしょうか。

ウェブサイトにアクセスしたにもかかわらず正常な画面にならない時に、「HTTPステータスコード」と呼ばれる3桁の数字が表示されることがあります。特に、400番台の数字は「クライアントエラー」といい、ユーザー側の操作入力に不備があった時などによく見られるコード。

そのなかで、404は「Webページが見つからない(Not Found)」時に表示されるエラーです。トマトエクレアさんは、ホテルに404号室がないということと、このクライアントエラーを絡めて、「紛れもない『not found』じゃないか」と表現したのですね。

そんなトマトエクレアさんのポストのリプ欄にはたくさんの反響が。その他のステータスコードも絡めたコメントも多く寄せられていました。

「401は鍵が使えなくて入れなそう」(※401…アクセス権がない、または認証に失敗)
「402は追加料金いる」(※402…料金の支払いをするまでリクエストを処理できない)
「403号室はあるけど入れなさそう」(※403…ユーザーに閲覧権限が無い)
「405は入ろうとしたら『ダメ』って言われそう」(※405…送信するクライアント側のメソッドが許可されていない)
「5階も入り口なかったりで大変そう」(※500番台はサーバーエラーを示すコード)

その他、「BGMはミスチルで!」と、人気バンドのMr. Childrenが2000年にリリースした同名曲(『NOT FOUND』)を思い起こした人もいました。

  ◇  ◇

現在、高専生としてネットワークを勉強されているというトマトエクレアさん。「もう少し様々なものに触れてマルチタスクエンジニアになれればと思います」と、将来の目標について語ってくれました。

■トマトエクレアさんのX(旧Twitter)はこちら
 →https://x.com/pann_okome

まいどなの求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース