まるで「おやゆび姫」…花の中にいるのは?童話の世界の一場面のよう「自分が主人公」「しかもベビたん」

山本 明 山本 明

「おやゆび姫」

 ハスの花の中に身をおさめ、ピンクの花弁の間からひょこ、っと小さな顔をのぞかせているツバメさんの写真がアンデルセンの童話「おやゆび姫」のようだと「X」で注目されました。物語の中では姫を王子のもとへと運ぶ役ですが、この写真では自らヒロインになりきっているような様子がなんとも可愛らしいですね。

 写真を撮影した大柏散歩人(@ogashiwa_garden)さんは茨城県守谷市をはじめ、国内のさまざまな場所で野鳥や風景などの写真を撮影し、SNSに投稿しています。大柏さんに花の中のツバメさんに遭遇した時のことをお聞きしました。

「絵本の表紙みたいなおとぎの世界があってびっくり」

――撮影時のことを教えてください。

早朝にハスの花を鑑賞しながら散歩していたら、目の前に幼き頃に読んだ絵本の表紙みたいなおとぎの世界があってびっくりしました。

――「全然狙ってなかったのですが、カメラを携行してるといいことありますね」とリプライでおっしゃっていましたね。

はい、散歩やサイクリングだけでなく、遠方に用事がある時も可能な限り一眼カメラを携行しています。詳細は企業秘密ですが、TPOに応じて使い分けられるようにカメラが収納可能な数種類のリュックを取り揃えていて、おそらく周囲の人はカメラを携行していることに気づいていないと思います。

――機材や撮影方法を教えていただけますか?

機材はCANONの「EOS 90D」と2種類の望遠レンズを使い分けています。携帯することを重視しているので基本三脚は使わず手持ちでの撮影です。ガチのカメラマンには叱られそうですが、散歩中に鳥や素敵な風景を見かけるとリュックからカメラを出して撮るスタイルです。

――この後、ツバメさんはどうなりましたか?

ゆりかごのようによっぽど居心地が良かったのか、ずっと花の中にすっぽり収まったままでした。

――それは可愛らしいですね。

写真のタイムスタンプで確認したら、少なくとも6分はここに留まっていたようです。鳥が同じ場所に長い時間留まることは少なく、しかも人通りがある場所でしたので、少し心配になるほど目の前で長居してくれました。

これからも撮り続けたいものは…

 暑い盛りですが、季節はじょじょに秋に向かいます。涼しくなったら何を撮りたいですか?とお聞きすると大柏さんは「うーん、難しい質問ですね。散歩途中で見かけた景色を撮るスタイルなので、特に狙っているものはありませんが」といい、そのうえで「地元の守谷は、秋はヒガンバナ、冬はダイヤモンド富士が特に綺麗なので、今年も撮ってみたいと思います」と話し、さらに「それから季節を問わず、自分や写真を見た人が和んだり、笑顔になったりする写真を撮り続けたいです」と抱負を語っています。

◇◇

 花の中でひとときを過ごすツバメさんの写真を見た人からは、その愛らしさをたたえる以下のようなコメントがリプライや「引用ポスト」に届きました。
「やりましたね しかもベビたん」
「うわー、凄いショット」
「親指姫を運ぶ役目のはずが自分が主人公に! かわいい!」

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