2024年4月に入社した新人ながら、注目を浴び続けるアナウンサーがいます。フジテレビの上垣皓太朗アナウンサー(23)。入社時から落ち着いた雰囲気が話題になっていましたが、7月に「めざましどようび」のお天気キャスターに就任すると、聞き取りやすい声や豊富な語彙力が評判に。冠コーナーでは体当たりリポートにも挑戦。独特の表現を交えながらの、淀みのない実況には貫禄さえ漂います。
初日、唯一のダメ出しは?「ワーディングが…」
7月6日放送の「めざましどようび」でお天気キャスターとして番組デビュー。体験リポートコーナー「新人上垣アナの実況してみた!」も任され、すでにウナギ漁や流しそうめんのコース作りなどを体験。番組SNSでは、気象予報士への綿密な取材の様子や、ロケ現場を動画でチェックしシミュレーションしていた裏話など、日々の奮闘が明かされています。
味のある言葉選びが魅力の一つ。例えば、ウナギの焼き場では「猛然と煙が立ち上っています。もう目が痛くなるくらい。でもその目をかっぴらいて見たい!」。流しそうめんに使う竹を切る体験では、10分以上のこぎりを引き、やっと丸い断面が現れると「竹の輪っかの断面が見えました!私にはメダル、勲章のように見えます!」。また、初の生中継で炎天下のイベント会場を訪れた際には、一緒にスタンバイするカメラマンらに「日陰にいれば良かったですね、暑くないですか?」と気遣うやさしさも見せたのだとか。
番組公式YouTubeによると、初日の放送後、上垣アナは「無事に終えられてホッとしています」としながらも「ちょっと浮き足立っていました」と自己分析。先輩アナたちからは「すごい落ち着いていたよ」「声が仕上がっている」「なんとも聞きやすい声」と労われましたが、共通のダメ出しは「ワーディングが古めかしい」。言葉づかいが古風だと指摘された上垣アナは、「フレッシュにいきます!」と笑顔で拳を握りしめ、決意を新たにしていました。
視聴者から反応続々「人事は神」「いじりすぎないで」
放送や公式動画を見た視聴者からは、「心地よく聞き取りやすい天性の声質」「発音も滑舌もめちゃくちゃ良い」「見てる人を飽きさせない言葉のオンパレード」「競馬中継の実況をしてほしい」「タモリさんとの共演が見てみたい」「第2の逸見アナだ」「TBSの安住アナの次に好きになった」「MBSの福島暢啓アナを彷彿とさせる」といったコメントが並んでいます。
中には「上垣さんを採用した担当者すげえわ」「実力あって落ち着いて見れる若手を選んだことに好感」「人事は神」「とんでもない人材を入れた」など、フジテレビの採用担当者を評価する声まであり、「頼むからゆっくり大切に育ててあげてほしい」「人気が出そうだけどハードワークにならないように」「いじりすぎないで」などと親心を見せるファンもいました。
上垣アナは2001年1月、兵庫県出身。大阪大学文学部卒業。教員免許(高校地理歴史、高校国語、中学国語)、防災士、二級小型船舶免許、酒類販売管理者の資格を持ち、趣味は「銭湯で長風呂、AMラジオを聴く、歌ネタ漫才のカバー」。特技は「地形図を見ながら街を歩く、テストづくり(架空の学校を想定して)」。