梅雨入り予想 次の週末までに続々と梅雨入りへ 梅雨前線が北上 2週間天気

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今年は梅雨入りが遅れており、九州北部から東北ではまだ梅雨入りしていません。ただ、この先は梅雨前線が本州付近に停滞しやすくなり、次の週末までには関東甲信も含め広く梅雨入りとなる見通しです。

今年は各地で平年より遅い梅雨入り

今年、すでに梅雨入りしているのは沖縄、奄美、九州南部、四国のみで、九州北部から東北ではまだ梅雨入りしていません。

平年の梅雨入りは、九州北部から関東甲信は6月上旬ですので、すでにかなり遅れています。さらに平年の梅雨入りが一番遅い東北北部でも6月15日ごろですので、今年は各地で平年より遅い梅雨入りとなります。梅雨入りが遅れている理由は、太平洋高気圧の北への張り出しが強まらず、梅雨前線がなかなか本州付近まで北上しないためです。

ただ、この先、いよいよ梅雨前線が本州付近に停滞しやすくなり、広い範囲で梅雨入りとなりそうです。

ようやく梅雨入りへ

17日(月)は前線が西から北上し、18日(火)にかけて前線上の低気圧が本州南岸沿いを進む予想です。17日(月)は九州南部は昼頃から雨や雷雨で、激しく降る所がありそうです。九州北部から近畿も夜は次第に雨が降るでしょう。18日(火)は東海や関東甲信でも雨が降り、沿岸部を中心に雨脚が強まりそうです。

九州北部などではこのタイミングで梅雨入りとなる可能性がありますが、本州付近では19日(水)から20日(木)は晴れ間が広がるため、広い範囲での梅雨入りは見送られる可能性があります。

21日(金)になると、前線が西日本付近を北上し、22日(土)は東日本の南岸付近にまで延びてくるでしょう。21日(金)は九州から関東甲信で雨が降り、22日(土)は雨エリアが拡大しそうです。西日本や東日本で活発な雨雲がかかり、雨量が多くなる恐れがあります。今のところ、このタイミングで関東甲信も含め広い範囲で梅雨入りとなる可能性が高いとみています。

梅雨が本格化

24日(月)以降は九州から東北にかけて雲に覆われ、西日本を中心に雨の降る日が多くなるでしょう。一方で、沖縄は太平洋高気圧に覆われるようになり、晴れる日が多く、梅雨明けとなる見通しです。

最高気温は関東以西では30℃くらいまで上がる日が多いでしょう。梅雨時らしく湿度が高く、不快な蒸し暑さとなりそうです。熱中症にご注意ください。

大雨の備え

梅雨の時期は毎年のように、どこかで大雨となり、大雨災害に見舞われています。大雨が予想される場合、災害による被害を少しでも小さくするために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。

①避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。
②非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。
③側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。

いずれも、大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう、心がけてください。

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