意志ある?!店頭で商品をオススメする“はたらくぬいぐるみ”をDMで募集「はたらくぬいぐるみbot」が人気

ゆきほ ゆきほ

お店のディスプレイに使われているぬいぐるみの写真を募集し、投稿を続ける「はたらくぬいぐるみbot」が大人気です。看板を持ったり、商品をおすすめしたり、働き方は様々。中には風雨にさらされ、色褪せ傷んでいるものも。アカウントを運営する、おにんぎょう村の創始者、りぼんちゃんにお話を聞きました。

――DMで「はたらくぬいぐるみ」の写真を募集してるんですね。

りぼんちゃん:はい!送ってきていただいた写真のなかでいいなぁと思ったものをアップしています。どれもいい写真ばかりで選ぶのが大変です!本当にただの趣味ですし、みんなが送ってくれた投稿をアップしているだけなので、フォロワーがたくさん増えても収益化はしないと決めてます!

――昔から、はたらくぬいぐるみが好きでしたか?

りぼんちゃん:もともとスーパーやお医者さんで働いているお人形を見るのが好きで、よく観察していました。整形外科で手術を受けたことがあって、オペ室に入る際、めちゃくちゃ緊張してました。そうしたら棚の上に頭にお医者みたいな装いのピカチュウが目に入って、安心したんです。そしてもっといろんな、はたらいているお人形も見たくてbotをはじめました。

――お気に入りは?

りぼんちゃん:やっぱりアイコンに設定した整形外科で出会ったピカチュウのお医者さんです。手術前の不安な気持ちを取り払ってくれたありがたい存在です。この子がいなければ、このbotも作ってなかったし、手術も逃げ出していたかもしれませんからね。

――変わった働き方をしているぬいぐるみも?

りぼんちゃん:みんな可愛いのですが、例えば「キャンピング用品の賑やかし要員」が好きです。宣伝しているというより遊んでいるというような…お人形自らの意思を感じるものがかなり好きです。

――魅力は?

りぼんちゃん:その場に来たどんな人も癒す特別な力を持っています。ぬいぐるみって可愛いだけなのに、さらに働いていてすごい!あと、とーっても悪い言葉をつかうと、ふだん真面目でキリッとした大人が、うれしがってぬいぐるみを座らせたり働いてる風に置いてる姿を想像すると、かなり面白いです。

◇ ◇

SNSの投稿には「おつかれさま!」「こんな可愛い店員が許されるのか?!」など癒される人が続出しています。中には数カ月おきに何度も投稿される常連ぬいぐるみも。眼鏡をかけたり手入れされたり、お店の人に可愛いがられている様子を、SNSを通じて見守り可愛がる、という連鎖が発生。どんな時も笑顔で働く姿は、たくましくも見えますね。

おにんぎょう村公式【X】:https://twitter.com/oningyomura
はたらくぬいぐるみbot(運営:おにんぎょう村):https://twitter.com/hatarakudoll

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