8歳のオスの柴犬、翔平。近所の人たちに「スーパースター」と呼ばれていますが、その理由は一体何でしょうか？
名前に込められた願いとたくましい性格
「大谷翔平のようになってほしい」と名付けられた翔平。その名に恥じない彼は、繁殖犬という過去を持つにも関わらず、常に明るく、ストイックな振る舞いを見せます。
アイドッグ・レスキュー隊に保護された翔平は、すぐに提携する預かりボランティアの家で世話を受けることになりました。新しい環境にもすぐ馴染み、人間に対して優しく接します。特に小さな子どもたち（4歳と2歳）に対しても、優しく触らせ、抱っこも嫌がりません。しかし、他の犬とは相性があるようで、特に未去勢の犬にしつこく絡まれると、吠え返すこともありました。
翔平は毛の生え替わりが激しく、換毛期以外でも毛が大量に抜けます。そのため、翔平を抱っこすると、洋服が翔平の毛だらけになりますが、そんな場面でも翔平はいつもクールでお利口さんです。
散歩も大好きで、リードを引っ張る力は他のワンコの比ではなく、この点もまたスーパースター。1時間ほどの散歩だってへっちゃら。前へ前へと力強く進んでいく、元気いっぱいの翔平でした。
新しい出会い、一歩ずつ
ストイックな性格が災いしてか、保護から半年間、新しい里親さんとのマッチングはうまく進みませんでした。預かりボランティアさんは「こんなにお利口さんでカッコいいワンコなのに」と不思議に思う日々が続きましたが、春先にようやく「うちにおいで」の声がかかりました。
出会いの場でも、翔平はいつもの通り過度に甘えることはなく、自分のペースを崩さないまま新しい環境に馴染んでいきました。結果、里親希望者さんも大感激し、翔平はついに「ずっとのお家」を見つけることになりました。
やっと打った「幸せのホームラン」
半年ほど翔平を世話した預かりボランティアさんも「翔平が幸せへのホームランをやっと打ってくれた」と大喜び。現在、翔平は優しい里親さんのもとで穏やかに過ごしており、いつまでも翔平らしく、元気に過ごしてほしいと願っています。
アイドッグ・レスキュー隊
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