「これもネコハラと声を上げてもいいでしょうか」お習字を邪魔する猫「猫先生の作品ですね」「可愛いから怒れない」

渡辺 晴子 渡辺 晴子

「ちょっと前の写真ですが、これもネコハラと声を上げてもいいでしょうか」

飼い猫が仕事や家事を邪魔したり、部屋を汚したりするネコハラ(ネコハラスメント)。そんな猫ちゃんたちを“ネコハラ”だと訴える3枚の写真が、X(旧Twitter)で話題になりました。

投稿したのは、飼い主のまめまめみるくさん(@mamemame_miruku)。写真の猫ちゃんたちは、ミルクちゃん(雌)とまめ太くん(雄)です。現在3歳の姉弟猫。まめまめみるくさんによると、高校2年の息子さんが中学2年生の時に撮影したものだとか。書き初めをしていたところ、まだ子猫だったミルクちゃんとまめ太くんたちが興味津々にやって来て息子さんのお邪魔をしていたそう。

投稿写真には、ミルクちゃんたちが紙の上に乗ったり畳に真っ黒な足あとが付いたりしている様子などが写っており、“ネコハラ”認定をする人たちからたくさんのコメントが寄せられています。

「綺麗に足跡が・・・ネコハラですね」

「綺麗に足跡が・・・ネコハラですね」
「これは立派なネコハラ」
「ねこ拓 可愛いから怒れない」
「猫先生の作品ですね」
「スタンプっ」
「これは、相当な」

多くの人たちをくぎ付けにたミルクちゃんとまめ太くんたち。撮影時のことを、まめまめみるくさんに聞きました。

おやつを食べさせていたが…すぐに駆け寄ってきた猫2匹 書き初めはどうなった?

――3年ほど前の写真ですね。息子さんが書き初めをしているところにミルクちゃんとまめ太くんがやって来たとか。

「気をそらせるために、ニャンズにおいしいおやつを食べさせている間に書いてもらおうと思ったのですが…あっという間に食べて、すぐさま駆け寄ってきました」

――そこで“ネコハラ”を始めたと…。

「はい。初めて見るものばかりだし、筆が動くのも面白いしで…紙の上に乗ったり、筆にかみ付いてみたり、背中に登ってみたり。ニャンズは楽しそうでした」

――“ネコハラ”の被害を受けた息子さんは。

「息子は『墨なめちゃだめだよ』とか『そこで転がったら真っ黒になっちゃうよ』と言いながら筆を進め、ときどき紙の上から『ちょっとどいてね』と猫をおろしたりしていましたね。床で四つんばいになって書いていたので、お腹の下に入ってしまったり、とにかくニャンズは好き勝手やっていました。さすがに息子もイライラしてるかな?と思いきや、結構楽しんでいて、写真撮っておいて(笑)という感じでした」

――とはいえ、書き初めは無事に終わった?

「結構うまく書けたと思ったものの完成間近に、爪で破かれてしまい、泣く泣く書き直しました。が、途中で筆に頭突きをされて、墨が点々と飛んでしまい、これはまた書き直しか?と思ったら、修正テープで点々を消して『遠くから見ればわからないでしょ(笑)』ということで無事に終了できました」

“ネコハラ”の姉弟猫2匹は保健所からお迎えした

――そんな“ネコハラ”しちゃったミルクちゃんとまめ太くんはどんな猫ちゃん?

「ミルクは身軽で気が強い女の子。背中に飛び乗ったり、お腹の下で毛づくろいしたりしていましたね。余談ですが、ぺろぺろしながらまめ太のヒゲを食いちぎってしまうので、まめ太はキャットウォークを歩けません…ヒゲってやっぱり大事なんですね(苦笑)まめ太はおっとりやさしい男の子。でも諦めずに何度でも向かって行き、『だーめ』と連れ戻されても、すぐに戻って挑むタイプです。筆にちょんちょんしたり、頭突きをしたりしたのはこの子。墨のハンコをつけたのもまめ太です」

――ミルクちゃんたちをお迎えしたのは。

「猫を飼いたくて、飼い主募集や保健所のサイトを見ていたときに、目に止まったのが、地元の保健所の飼い主探しページで見つけた白黒4姉弟でした。家族で話し合って、すぐに見学に行き、決めたのがニャンズとの出会いです。4匹のうちの2匹が我が家の家族になりました。残りの2匹の譲渡先の方ともSNSで知り会えて、幸せに暮らしていることが分かり、とても安心しています」

かわいい“ネコハラ”で話題を集めたミルクちゃんとまめ太くん。おふたりのおかげで、毎日笑いが絶えないそうです。

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