自宅の前で保護した三毛猫が14歳に 「この1年も健康で…」と願い続ける幸せな日常

古川 諭香 古川 諭香

この1年も、健康で長生きしてね。毎年、誕生日が来るたび、そんな願いを愛猫に贈る飼い主のcocoakumikodaさん。愛猫あめちゃんは、元保護猫。一緒に様々な思い出を築いてきた14年間は、飼い主さんにとって宝物となっています。

夏の深夜、自宅前に現れた猫を保護

あめちゃんと出会ったのは、2010年7月21日の深夜。自宅前に現れたところを、飼い主さんのお父さんが保護しました。

保護当時、あめちゃんは目が膿んでおり、お腹には寄生虫がいたそう。飼い主さんは動物病院でもらった目薬をさし、駆虫薬を飲ませました。

飼い主を探したものの、見つからなかったため、家族は正式に“うちの子”として迎え入れることに。あめちゃんは初めから人馴れしており、フレンドリー。人間を怖がらず、新しい環境にも上手く適応してくれ、自然に家族の一員となっていきました。

「あめという名前は『おおかみこどもの雨と雪』という作品から、つけました。今は亡き、先代犬の名前が由希だったので、ゆきとあめにしようと思ったんです」

人間好きにゃんこがより一層甘えん坊に!

もともと人間好きだったあめちゃんは一緒に暮らす中で、さらに甘えん坊な性格に。腕枕を強要するなどのかわいい仕草を見せ、家族をキュンとさせるようになりました。

「座ると、すぐ膝に乗ってきますし、磁石のように、すぐくっついてきます。かわいいです」

また、おもちゃで真剣に遊ぶ姿にも飼い主さんは癒しを貰っているよう。全力で戯れる姿に、つい目尻が下がってしまいます。

あめちゃんへの愛情が募るあまり、飼い主さんは”愛猫Tシャツ”も制作。心の中にある、その深い猫愛は、あめちゃんにもちゃんと届いているような気がします。

なお、あめちゃんはかわいらしいお顔に反して、寝ている時のいびきは、大きめなのだそう。家族だけが知っている意外な一面も含め、飼い主さんはありのままのあめちゃんが大好きです。

現在、あめちゃんは14歳。一日でも長く、健康でいてもらうため、飼い主さんはスキンシップ時には、できものなどがないかボディチェック。さらに毎日、排泄ができているか観察し、食べたご飯の量も確認しているのだとか。

「一緒に暮らしてきた14年間は、とても幸せなものでした。あめなしの人生は考えられないから、少しでも長生きしてほしいです」

心許せる家族に思いっきり甘え、「ちゅ~る」に目を輝かせる日々を送るあめちゃん。幸せなその日常が、この先も長く続きますように。

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