aikoの巨大パネルを撮影していたら…本人が突然「わっ!」と登場 嘘みたいな出来事にファン興奮「一生の宝物」「生涯応援し続ける」

黒川 裕生 黒川 裕生

シンガーソングライターのaikoさんが、新曲「相思相愛」のプロモーションで設置された渋谷の巨大パネル前に突然現れ、パネル撮影を楽しんでいたファンを大いに驚かせました。「aikoに逢えました めちゃくちゃ可愛かった!」「タワ渋(タワーレコード渋谷店)に行く決断をした数時間前の自分を超絶褒める。やばい、興奮して寝れる気しない」。奇跡的にその場に居合わせたaikoジャンキー(ファン歴)15年という「とぅいー」さん(@moti27496741)のX投稿からは、震えるほどの喜びが伝わってきます。現場でaikoさんとどのようなやりとりがあったのでしょうか。話を聞かせていただきました。

とぅいーさんが「今からタワ渋にaiko(のパネル)を拝みに行って来ます!」と投稿したのは4月29日20時半過ぎ。一方、その4時間ほど前の16時半頃には、aikoさんの公式Xアカウントが、タワレコ渋谷店のパネル設置の投稿を引用する形で「すぐ行きます!嬉しいよー」と発信していました。

—夜、急にパネルを見に行こうと思い立ったそうですが、aikoさんに会えるという予感のようなものがあったのでしょうか。

「まず前提として、タワレコ渋谷店はaikoさんのコーナーが常設されており、aikoさん自身も新曲発売時にはよく訪れてサインをしてくれたりファンサービスをしてくれたりする“聖地”になっているんです。今回のように巨大パネルが設置されることも多く、その度にaikoさんはパネルの前に写真を撮りに行っていて、Xに投稿しています」

「今回はaikoさんが夕方に『すぐ行きます!』と投稿していたので、近日中の夜に来ることはジャン花ちゃん(aikoファンの総称)には容易に予想がつきましたが、それでもあの日に会えるとは全く想像していませんでした。aikoさんは極端に夜行性のため、仮に来るとしても、もっと遅い夜中の時間帯だろうと思っていたからです。また、タワレコの店内でaikoさんに会ったことがある人の話はよく聞きますが、パネルの前で会ったという話は聞いたことがありませんでした」

—本当に偶然だったんですね!

「もちろん可能性はゼロではないので淡い期待があったのは確かですが、あくまで『パネルを見て撮影すること』と、『「相思相愛」のCDを直接タワレコ渋谷店で予約すること』が目的でした」

夢?現実??突然aikoが目の前に!

—aikoさんが現れた時の様子を詳しく教えてください。

「私はタワレコの営業時間中と閉店後でパネルの上の映像や音楽がどう違うのか気になっていて、しばらくあの場所に留まっていました。店でCDの予約を終えて、21時45分頃からパネルの前にいたのですが、ジャン花ちゃんらしき人たちはパネルを撮るとすぐに立ち去るので、私のように留まっている人はいなかったと思います。閉店時間の22時、流れていた音楽が聞こえなくなる頃には人通りも少なくなり、私以外のジャン花ちゃんも見かけなくなりました」

「aikoさんが現れたのはおそらく22時15分頃で、左側から『わっ』という声が聞こえたかと思うと、ご本人が目の前に飛び出してきました。私は驚きのあまりほとんど声が出せませんでした。ライブTシャツとパーカーを着ていたので、遠くからでも私がジャン花ちゃんであることがわかって驚かせてくれたんだと思います。すぐにスタッフらしき女性2名が写真撮影を始めたので、私はaikoさんに向かって手を振ったり、ピースサインをしたりして見守っていました。aikoさんはジャンプしたりピースしたり、手でハートのマークを作ったりしながら、無邪気な様子でいっぱい写真を撮っていてめちゃくちゃ可愛かったです。撮影が終わったらまっすぐ私のところに来て、がっつり握手をしてくれたり、確か両手を合わせてくれたりもしました。ただ、ちょっと記憶が曖昧です(笑)」

—お話もできたのでしょうか。

「お互いに『ありがとうございます』と言い合ったり、自分『もっと遅くに来ると思ってました』→aikoさん『今日はちょっと時間が早かったね』→自分『すぐ行きますって言っていたから、とりあえず自分も来たくなって来ちゃいました』→aikoさん『ずいぶん黄昏れていたよね』→自分『30〜40分くらいいたかもです』→aikoさん『そんなに~!!』なんて会話をしたりしました。私以外に話をしていたのは男女の2人組(夫婦?)だけだったと思います。その後、aikoさんはスタッフが運転する車に乗り込んで去って行きましたが、ずっと手を振ってくれていました」

ファン歴15年、人生の運と徳を使い切った…?

—ファンとして宝物のような時間を過ごされたのですね。とぅいーさんはどういうきっかけでaikoさんのファンになったのですか?

「大学生の頃に地元の公立図書館で無料でCDアルバムを借りられることを知り、まとめて借りたのを機にがっつり聴くようになりました。本格的にファンになったのは、ライブに行ってその魅力に取り憑かれたからです。aikoさんはファンとの距離感がとても近く、ライブ中に観客の様子を細かいところまで見ていて、MCですごい会話をくり広げるところや、1曲歌うごとに必ず『ありがとう』と言う誠実さ、音楽に対するひたむきさ、いつだってファンのことを考えてくれていてこちらの想定や限界を何度でも超えてきてくれるところなどなど、本当にaikoさんの魅力は語り尽くせません」

「大好きなのはもちろん、人としてもとても尊敬しています。大勢を相手にしているけどいつでも一人一人を大切にしてくれる姿勢は、教員をしている自分にとっても目指したい理想のひとつです」

これまでライブに99回行き、ライブ中に何度かaikoさんと言葉を交わしたこともあるというとぅいーさん。直近では2月17日の横浜アリーナ公演に「名探偵コナン」の主人公コナンのコスプレで参加し、それきっかけで絡んでもらったそうです。

最後にあらためて、aikoさんに会えた感想と、今後の活動への期待やエールを伺いました。

「めちゃくちゃ嬉しくて興奮しましたし、今も思い出しながら興奮冷めやらぬ状態です。特に最初に『わっ』と驚かせてくれたことは一生の宝物だと思います。これで人生の運や今までの徳を使い切ってしまったのではないかと心配にもなりますが、aikoさんにもらえる幸せを色んな人に広めるために、これからはより一層徳を積んでいきたいなと思っています(ライブではaikoさんのイラスト入り銀テープが飛ぶのですが、遠くの席の人は届かないので、自分が届く席にいるときは周りに落ちた銀テープをかき集めて、会場の外で配るようにしてきました)」

「aikoさんは一昨年初めてフェスに出演したり、今年は『相思相愛』がコナンの映画の主題歌になったりと、最近はますます多くの人に魅力が伝わり、若いファンが増えている印象でとても嬉しいです。『変わらずして変わる』…そんなaikoさんの姿をこれからも生涯応援し続けますし、少しでも助けになれたら嬉しいなと思っています」

劇場版「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」主題歌の「相思相愛」は5月8日リリース。すでに先行配信もされています。

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