あなたと出会い世界が変わった 保護犬を迎えた里親夫妻の輝く日々 「天寿をまっとうするまで一緒だよ」

松田 義人 松田 義人

2022年11月。ピースワンコ・ジャパン(以下、ピースワンコ)の世田谷譲渡センターにマヤちゃんというワンコがいました。もともとは多頭飼育現場から保護されたワンコで、他の犬よりも人間が大好きという、とびきり人懐こく遊んでアピールの強い子でした。

当時の様子(記事)を伝えましたが、その後「迎え入れたい」という里親希望者さんが現れ、見事マヤちゃんは幸せをつかむことができました。

ただし、あれだけ人懐っこく、遊びも大好きだったマヤちゃんですが、迎え入れた当初は少々不安そうだったようです。里親さんは振り返ります。

「急激な環境変化には不安があったようで、それを感じる私たちも不安になることもありました。しかし、少しずつ距離が縮まっていきました」

「姫ぶり」発揮だけでなく、我慢強いお利口さん

ほどなくして、マヤちゃんは持ち前の「姫ぶり」を発揮。「ここが私のお家なのね!」とばかりにクレートから出てきて部屋中を探検。用意していたベッドですぐにお昼寝。食欲も旺盛でした。

里親さんがその様子を褒めてあげると、その社交性はさらに加速。動物病院でも愛想を振り撒き「先生、ここに乗ったら良いんですよね?」とばかりに自ら診察台に上がってご挨拶。愛想を振り撒くだけでなく、注射をされてもジッとしていられる我慢強い一面もあり、とにかくお利口さんでした。

褒められすぎてのドヤ顔はご愛嬌

里親さん夫婦とのお出かけも大好きで、レストランやカフェでも、おとなしくジッと伏せて待ってくれることも。その度に「きちんとしつけをされていて偉いわね」と褒められるそうです。

褒められすぎて、ときどきドヤ顔になるマヤちゃんですが、これはご愛嬌。「そんなオチャメなところも愛おしくてたまらない」と里親さんは話します。

マヤちゃんが来てから世界が広がった

当初、旦那さんはマヤちゃんを迎え入れることを賛成していたものの、動物と一緒に生活した経験がないことから、ワンコとの暮らしが想像できなかったそうです。

マヤちゃんが家に来てからはすっかり溺愛。ワンコファーストの生活となり、何があっても「マヤちゃん、マヤちゃん」とメロメロ。 「お互いが天寿をまっとうするまで一緒にいようね」と声をかけているそうです。

うれしいときや楽しいときは一緒に笑ってくれ、疲れているときや落ち込んでいるときには里親さん夫婦のかたわらにそっと寄り添ってくれるマヤちゃん。里親夫婦と愛犬の温かい日々がいつまでも続きますように。

ピースワンコ・ジャパン
https://wanko.peace-winds.org/

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