花粉症による労働力低下の経済損失額は、1日あたり「約2340億円」…パナソニックの試算で判明

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そこで同調査では、「いますぐ始めたい4つの花粉対策!」として花粉をできるだけ家の中に侵入させない工夫を以下のように説明しています。

【外出先から花粉を持ち込まない】

花粉の侵入経路として最も多いのは玄関。外から入ってきた人の衣類や髪に付着し、そのまま家の中に持ち込まれます。花粉は粒子として見ると重いため、本来ならそれほど奥まで侵入するものではありません。たとえば玄関のドアの開け閉めなどで起きた風で舞っても、少し経つと落ちます。ただ、この落ちた花粉が人の靴下やスリッパなどに付着することで、リビングなどへ引き入れてしまうのです。

そのため、花粉を室内へ持ち込まないためには、まず玄関で除去することが重要です。玄関にはハンディサイズのクリーナーや専用のブラシなどを用意して、家の中に入る前に衣類に付着した花粉を取り除きましょう。ウールやフリースなどに比べて、化学繊維やレザーなど表面がツルツルしたものは花粉が付着しにくいので、洋服の選び方でもひと工夫できます。

【洗濯物を外に干さない】

花粉が洗濯物に付着しないよう、花粉の気になる季節は外干しをやめて部屋干しに切り替えましょう。洗濯乾燥機、衣類乾燥除湿機、浴室乾燥機のほか、エアコンの衣類乾燥モードを使うのもオススメ。パワフルな風で洗濯物の水分を飛ばし、その水分をエアコンが空気と一緒に回収します。

【換気は窓の開け幅を10cm程度に、レースカーテンは閉めて!】

花粉のピーク期におこなった実験では、窓を開ける幅を10cm程度にし、レースのカーテンをすることで屋内への花粉の流入をおよそ4分の1に減らすことができるそうです。
※環境省:花粉症環境保健マニュアル2022より

【こまめに床掃除をする】

掃除の際、掃除機を使うと、床に溜まっていた花粉を排気によって舞い上げてしまうことがあるので、先に水拭きをするのが重要です。乾いたときにまた花粉が飛散してしまわないよう、水拭きに使った雑巾はしっかり洗いましょう。使ったらすぐに捨てられるウェットタイプのシートを使うのもよいでしょう。

エアコンと空気清浄機の「併用」テクニック!併用する際の最適な配置は?

また、同社によると、この季節におすすめなのがエアコンと空気清浄機の2台使いだそうです。エアコンの作り出す気流が空気清浄機の集じん機能をアシストしてくれる分、花粉対策もスムーズにおこなえ、特に部屋が広くなればなるほど、効果は高まるといいます。

【冬場(暖房運転時)】

冬はエアコンの風向きを下に設定し、空気清浄機をエアコンの反対側に置くと、高い位置から下に向かって空気をキレイにする大きな気流ができます。

【夏場(冷房運転時)】

反対に夏はエアコンの風向きを上にして、天井をつたって下に落ちる大きな気流を作るため、エアコンの下に空気清浄機を配置しましょう。この時、気流が家具などで妨げられないように注意してください。

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【出典】
▽パナソニック調べ

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