大谷「正直ショック」ギャンブル依存症支援代表が共感「口座から金盗むはあるある」「本当に残酷な病気」

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水原一平通訳がロサンゼルス・ドジャースから解雇された件について、大谷翔平選手が出した声明文に、ギャンブル依存症問題を考える会の田中紀子代表が「大谷さんの気持ちに全ギャン妻(ギャンブル依存症患者の妻)が泣いたと思う」「本当に残酷な病気」とX(旧Twitter)で共感を示しました。

大谷選手が声明文で「僕自身も信頼していた方の過ちっていうのは、悲しくショックです」「彼が僕の口座からお金を盗んで、僕の周りみんなに嘘をついていた」と水原通訳から裏切られたことを明らかにすると、田中代表は「信じられないし現実として受け止めきれませんよね」と大谷さんの心情に寄り添いつつ、「ギャンブラーが口座から金を盗むなんて、あるあるでしかない」とギャンブル依存症患者が金を集めるために手段を選ばない一面があると説きました。

一方で、「ギャンブル依存症は病気であり、依存症当事者の人格が否定されるべきではない」と田中代表はかねてから主張しており、「一平さんは嘘つきだったかもしれませんが、大谷さんへの友情や信頼、愛情は嘘ではありません。一平さんは、悪人ではなく、病人なのです」「大谷さんの気持ちに共感できる日が来るとは思わなかった」と会見を見ながら涙が止まらなかったとつづった。

ギャンブル依存症問題を考える会の田中紀子代表はギャンブル依存症当事者や家族の回復、支援に取り組んで来ました。かつて違法薬物で逮捕された高知東生(たかち・のぼる)さんとともに依存症の啓発活動に取り組み、元KAT-TUNのメンバー田中聖(こうき)さんの回復支援にも携わっています。

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