様々なシーンで使える生活便利グッズ「ホームシネマカップ」がネット通販などで評判になっている。本家のアメリカでは発売開始から半年で総出荷数2万個を突破する人気商品。ドリンクとスナック菓子などが同時に楽しめるのがヒットの要因だ。日本では大阪府堺市の総合企画販売会社「サプライズ」（大平太陽代表）が展開しており、おうち時間はもちろんのこと、バーベキューやスポーツ観戦、お花見などでも重宝されそうだ。誕生の裏側を大平代表に聞いた。
アメリカで大ヒット
カップとトレーが合体している「ホームシネマカップ」はアメリカでうまれたもの。いちいち持ち替えたりすることなく、飲み物とお菓子などが同時に楽しめるのが特徴で、ホームシアターやスポーツ観戦向けの便利グッズとして親しまれている。アメリカでは発売開始からわずか半年で総出荷数2万個を突破しているそうだ。
3つのこだわり
これに「おもしろい」と目を付け、改良を加えたのが大阪府堺市にある総合企画販売会社「サプライズ」の大平太陽代表だった。いかにもアメリカンサイズだったため、まずは形をコンパクトにし、割れないようにシリコン製へ。さらに収納しやすくするため、折りたたみ式にしたという。
「トレー、カップ、ストローと3つに分けたので洗うのも簡単で清潔。それに場所を取らずに仕舞うことができます。素材はシリコン製で熱にも強く、熱いモノは100度まで、冷たいモノもマイナス10度まで対応可能です」
大平さんが代表を務める会社は創業20年。家電販売を中心にしていたそうだが、7年前からオリジナル商品を手がけるようになったという。その中には、水で濡らすだけでファンデーションを落とせるクレンジングタオルやホワイトニング関連のヒット商品もある。
今回の商品を知ったのは昨年10月のこと。トレーとカップが一体化していることに「なんじゃ、これは。日本向きじゃないか」と思ったそうで、すかさず「日本で販売できるように動いた」と言う。
大人から子どもまで様々な使い方
「ホームシネマカップ」と名づけたように当初は、おうち時間向けに販売したそうが、いざ、売り出してみるとユーザーの反応は様々。大平さんによると「バーベキューのとき、紙コップと違って風で飛ばされなくていいとか、色が違うので誰の飲み物か分かりやすくて助かる、といった声を聞きます。ドライブやスポーツ観戦で使っているケースも聞きます」とのことだった。
カラーは4色
商品の高さは一番高い状態で23センチ。幅は最大13センチ。色は赤、青、ピンク、黒の4種類。容量は550ccあり、トレーの部分にはハンバーガーを載せたり、お皿替わりにも使える。価格は1480円。加えて、それぞれにこぼれないようにストローのキャップと、洗いやすいようにとストローブラシもついている。
ネット通販で大ヒット
実際、3月5日からネット通販などで販売を開始すると予想を上回る順調な売れ行き。大平さんも反響の大きさに驚く。「（20日の時点で）楽天での入賞ランキングはリアルタイムとデイリー合わせて78冠取れています。今後も「サプライズ」という社名通りに、世の中にないようなモノ、みなさんがビックリするようなモノを届けていきたい」と話した。
日本向けにアレンジした便利なカップ。これから暖かくなり、お花見やアウトドアにはもってこいだろう。
◇有限会社「サプライズ」
電話072（268）6165
https://bit.ly/homecinemacup
https://item.rakuten.co.jp/sakaioroshi/tbr/
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