日常の何気ない出来事も、思わず「そう来たか!」と言ってしまうような意外な展開が待っていることがあります。みすあきさんの漫画3作品では、そんな身近な体験談を描いたみすあきさん作の漫画3作品がSNSで話題を集めています。
1作目『オバケなんてないさ』の舞台は、作者の父親の実家である寺です。ある日、幼いころの父は夜中にトイレに行きたくなりました。寺のトイレは屋外にあるため、行くたびに墓が目に入ることが、幼い父にはとても怖かったようです。
そこで、父は住職を務める祖父に「じいちゃぁん!お墓怖いよぉ~オバケ出てきちゃうよぉ~!!」と泣きつきました。それに対して祖父は「おれが全部成仏させてんだから出るわけねぇだろぉ!!」と一喝。その言葉を聞いた父親は子どもながらに「確かに!!」と納得したのです。
読者からは「お墓って亡くなった方を供養するために建てるんだから、むしろお墓は幽霊とは程遠い場所なのではないか」「最強の説得」といった声があがっています。
2作目の『隣席ガチャin新幹線指定席』は、作者の新幹線での体験談が描かれています。新幹線では、隣の席に誰が座るか分からないことから「隣席ガチャ」と表現する作者。この日の隣席は筋骨隆々の男性でした。
作者は「マッチョか…」と少し圧迫感を覚えたものの、男性は自身の腕を引き寄せ、隣の作者に配慮する紳士的な振る舞いを見せます。この対応に「なんて紳士的なマッチョ!!」と作者は感動します。
そして、男性は自身が降車する駅に近づくと、席からはみ出さないよう体をねじりながらコートを着始めました。どこまでも紳士的な彼が最後にマフラーをつけたその瞬間、マフラーの端が作者の顔を思い切り直撃したのでした。
読者からは「最後の最後にやらかしたマッチョ」や「残念!詰めが甘いマッチョだった!」と、見事なオチに称賛の声が集まります。
最後は作者の親戚が昭和後期に体験したエピソードを描いた『しつこい宗教勧誘を追い払った親戚の話』です。ある日、親戚の家に新興宗教の勧誘者が訪れます。彼に対して親戚は「おたくに入信すると幸せになれるの?」と尋ねました。すると彼は「入信するだけでなく、品物を購入すればさらに幸運が舞い込む」と説明しながら、目の前にツボ、ハンコ、ブレスレット、ありがたい本などを並べます。
高級そうな品々に、親戚が「いったい、いくらするのよ?」と尋ねると、返ってきた答えは「こちらお気持ちで結構です」という言葉でした。すると親戚は「こんな高価なモノをタダでくださるなんて!!」と、「お気持ち」を無料だと解釈したのでした。その後、当てが外れたのか、勧誘者はさっさと帰っていったそうです。
読者からは「たくましい親戚さん(笑)」や「お気持ちならタダって解釈しそうではある」などの声があがっています。そんな3つの体験談について、作者のみすあきさんに話を聞きました。
多くのお寺関係者の方が同意してくれたのが印象的でした
―『オバケなんて ないさ』は、説得力のあるお話だと興味深く拝見しました。
同作には多くの反響が寄せられていますが、特に印象に残っている声がありましたら教えてください。
多くのお寺関係者の方が同意してくれたが印象的でした。あと、最近はお寺離れが進んでる印象でしたが、実家がお寺、親戚がお寺、友人知人がお寺、など意外とお寺が身近という人が多かったのも印象に残りました。
―『隣席ガチャin新幹線指定席』ではオチが印象的でした。制作時に特に意識されたことがありましたら教えてください。
何気ない出来事を1ページに納めることですね。人に話すとあっという間に終わる話を漫画にするのは、ちょっと大変でした
―3作品の中で、特にお気に入りの作品を挙げるとしたら、どの作品でしょうか?
『隣席ガチャ〜』ですね。あとの2つは親戚の実体験なので、やはり自分の身に起きたことを描いた作品には思い入れがあります。
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