隠しながらブラジャーやパンツを捨てても、SNS上では「ゴミ袋が開けられ下着のみ無くなっていた」「見えないよう袋に入れて捨てたのに漁られていた」の声に加えて、盗った男性側がSNSで投稿することも…。
下着メーカーの株式会社ワコール(京都府京都市)がブラジャーの捨て方についてアンケート(※1)を実施したところ、57%が「ブラとわからないよう包んでゴミ箱へ」と回答しましたが、防犯の上では避けたい捨て方です。また、「ブラは捨てにくい」という声も多く、どのように女性下着を処分すればいいのか、メーカー2社に聞きました。
捨てる前に、まずは素材ごとに分別を
下着メーカーのグンゼ株式会社(大阪市北区)に処分方法について聞いたところ、防犯対策には「下着とわからないくらいに切り刻んで捨てることをおすすめします」とのこと。
運営するサイト「着ごこち+プラス」では、『知ってそうで知らない?!ブラジャーやショーツの正しい捨て方』と称し、処分方法を詳しく紹介しています。
<ブラジャーの分別方法>
①ブラジャーをひろげ、ワイヤーが入っている箇所に、取り出しやすい深さまで生地ごとハサミを入れる。
②切れ目からワイヤーをすべて抜き出す。
③ホックの部分、アジャスターの上部分・下部分にハサミを入れ、切り離す。
④ブラジャーからワイヤー、ホック、アジャスターを切り離せたら完成。
ショーツも金属やビーズがついている場合は、ブラジャー同様切り取って分別し、素材ごとに地域の分別ルールに従って捨ててください、とのことです。
また、グンゼでは、分別後の下着の再利用もおすすめしているそう。ブラジャーのパッド部分は水まわり汚れの掃除グッズとして利用したり、牛乳パックの底に詰め込んでから使用済みの油を入れたり、水分を吸収する機能として利用することが可能。綿素材のインナーは雑巾や油汚れのふきとり用にもなり、こちらも細かく切れば水まわりの掃除に適しているそうです。