「保護した野良猫が出産育児に奮闘した2年の軌跡」と題した、四つ子を産んだ元野良猫ココちゃんと子猫たちの動画がYouTubeに投稿され、135万回再生、6.6万いいねを集めて話題となりました。
飼い主の樹さんがココちゃんを保護したのは、2021年7月のこと。公園に偶然現れたココちゃんを保護し、病院に連れて行ったところ妊娠していることがわかりました。お腹が大きなココちゃんが病気ではないかと心配だった樹さんは、病気ではなく妊娠だったため、まずはホッとしたのだそう。
樹さんは手作りの産箱を用意し、不安な中でも万全の体勢でココちゃんの出産に臨み、ココちゃんは2週間後に元気な四つ子の赤ちゃんを出産。黒、シロ、茶トラ、キジトラのカラフルな四つ子ちゃんが誕生しました。
授乳を中心に、昼夜問わず子猫たちのお世話をするココちゃんの頑張りで、四つ子たちはすくすく成長!日に日に体も大きくなりました。
大きくなってもまだ乳離れができないほど、お母さんのココちゃんが大好きな四つ子たち。動画の最後では、今年で5歳になるココちゃんへ「誕生日おめでとう」と樹さんからメッセージが添えられました。
動画には、900件を超える多くのコメントが寄せられました。
「子猫を手放さないでいてくれて、ありがとうございます」
「親猫のココちゃんも四つ子の赤ちゃんも一緒に生活できていることに感謝」
「ココちゃん、お誕生日おめでとう!本当に良い飼い主さんに恵まれたね」
「愛情たっぷりの子育て立派ですね!ココママおつかれさまでした!」
現在は、ココちゃんと四つ子ちゃんを含め、計11匹の猫と暮らしている樹さん(@nyankatsu49)に話を聞きました。
ーー最近のココちゃんと四つ子ちゃんの日常はいかがですか?
「最近は、次女のシロ、長男のドラ、三女のネムはココにくっついて寝ていることが多いです。長女のラブは、一緒に寝たり寝なかったりですが、寂しくなるとココのところへ甘えに行っています」
ーーココちゃんの育児をそばで見てきたママの感想を教えてください。
「生後すぐは、子猫たちに付きっきりでお世話をしていて、疲れてぐったりしているように見えました。子猫の成長とともに子猫たちから離れて過ごす時間が増え、少しずつ体力も戻ってきた感じがしました。子猫たちから離れるのは決まって授乳後で、寝ている子猫たちが起きないように静かにそっと遠くへ移動して、必ず子猫たちの姿が見える位置でゆっくりしていました。
子猫たちが鳴くとすぐに駆けつけられるように、深い睡眠をとることはなく、ごはんやトイレも子猫たちの様子を見ながらで、常に子猫たちのことを一番に考えて行動するココの姿にとても感動したことを今でも覚えています」
ーーココちゃんを保護し、四つ子ちゃんが生まれてからの2年半を振り返っていかがですか?
「本当にあっという間でした。2年半の間にいろいろなことがありましたが、毎日バタバタしながらもみんなで楽しく過ごせたかなと思います。体重100グラムほどしかなかった四つ子ちゃんたちが、今では母のココよりも大きくなって、無事に立派に育ってくれて本当によかったです。これもココの頑張りのおかげだと思います。ココと四つ子ちゃんたちは、私たち夫婦を自然と笑顔にしてくれる存在で、公園に突然現れたココを保護してよかったと心から思っています」
樹さんが運営しているYouTubeチャンネル『にゃんかつ』や、TikTok(@nyankatsu49)、Instagram(@nyankatsu49)、X(@nyankatsu49)では、樹さん家族がたくさんの愛情を注ぐ11匹の猫たちの、楽しくてほっこりする日常を見ることができます。