「10年前に買っておけば…」 東京23区の新築マンション値上がり率 1位目黒区は驚異の221%!

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新築マンションの価格は、10年前と比べてどのくらい変動しているのでしょうか。株式会社LIFULL(池袋都千代田区)が運営する情報サイト『LIFULL HOME'S』が、このほど発表した「10年前の新築マンション価格変動率ランキング(東京23区:行政区/駅篇)」によると、東京23区では「目黒区」(価格変動率:221.2%)が1位となりました。また、駅ごとに集計した結果では「目黒(品川区)」(同:219.4%)が1位となったそうです。

調査は、「2011年~2013年に分譲された当時の新築マンション」および「2021年~2023年(1~10月)に流通した”築10年”の中古マンション」の平均価格を、同サイトで掲載された物件データを基に算出し、その増減率でランキングを作成したといいます。

なお、新築・中古いずれのマンションも、登録件数10件以内、専有面積30平米満、価格3億円以上は除外としています。

調査の結果、東京23区における「10年前の新築マンション価格変動率ランキング」は、1位「目黒区」(価格変動率:221.2%)、2位「渋谷区」(同:195.3%)、3位「品川区」(同:185.7%)となりました。なお、東京23区の「10年前新築マンション(60平米)」の平均価格は「4558万円」、「築10年中古マンション(60平米)」の平均価格は「6794万円」、価格変動率はすべての区で100%超えとなっており、平均は「146.8%」となっています。

その一方で、ランキング1位の「目黒区」の価格変動率は平均の倍以上、対して最下位の「大田区」では102.1%と、区によって上昇率に差異が見られました。

また、「目黒区」「品川区」といった城南エリア、4位の「新宿区」(同:178.4%)、5位の「文京区」(同:174.6%)、6位の「千代田区」(同:165.7%)、7位の「港区」(同:158.6%)、8位の「豊島区」(同:148.9%)といった交通利便性の高い都心・およびその周辺ほど価格の上昇率が高くなっています。

続けて、番外編として、東京都下における「10年前の新築マンション価格変動ランキング」を見ると、1位「多摩市」(価格変動率:139.3%)、2位「武蔵野市」(同:137.3%)、3位「町田市」(同:114.7%)が上位となり、いずれも価格変動率は100%超えに。中でも「多摩市」は東京23区で12位の「北区」(同:138.6%)13位の「中央区」(同:137.8%)を上回る結果となりました。

次に、駅ごとで集計しランキング化したところ、1位「目黒(品川区)」(価格変動率:219.4%)、2位「根津(文京区)」(同:203.8%)、3位「中目黒(目黒区)」(同:198.5%)という結果になりました。なお、都心・副都心・城南エリアが上位を占めるなかで、唯一城北エリアの「田端(北区)」(同:183.9%)が9位にランクインしています。

そのほかでは、元々の人気の高さに加え、昨年開業した新横浜線によってより交通利便性の上がった東急東横線/目黒線の停車駅も3駅(「目黒」「中目黒」「都立大学/同:187.4%」)がTOP10圏内に入る結果となりました。

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