【親子の会話で使ってみよう】「なぁぜなぁぜ?」が3位 2位は「それな」 2023年小学生で流行った言葉

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

「2023ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞は「アレ(A.R.E.)」が選ばれましたが、小学生が選ぶ今年一番流行った言葉は何なのでしょうか。株式会社ベネッセコーポレーション(岡山県岡山市)が提供する、通信教育講座『進研ゼミ小学講座』は、「2023年の出来事や将来に関する小学生の意識調査」を実施しました。その結果、今年の流行語は、現役中学生ユーチューバー「ちょんまげ小僧」のメンバー「ひき肉」さんの挨拶である「ひき肉です」が大差の1位となりました。

 調査は、同講座の小学3~6年生の会員1万8802人(女子1万2859人・男子4728人・性別無回答1215人)を対象として、2023年11月にインターネットで実施されました。

調査によると、今年一番流行った「流行語ランキング」の1位は、現役中学生によるユーチューバーグループ「ちょんまげ小僧」のメンバーである「ひき肉」さんの挨拶「ひき肉です」(6362票)でした。2位の「それな」(403票)や、昨年の1位で今年は4位の 「それってあなたの感想ですよね?」(281票)など、トップ10の他の言葉とも大差をつけ、ダントツの1位となりました。使用するシーンとして、「『おはよー!ひき肉です!』といった形で挨拶に続ける」「場を盛り上げたりしたい時」「給食でひき肉が出た時」といった声が挙がったほか、TikTokで流行した「『ひき肉ダンス』を踊りながら使う」様子も見られました。

また3位には、身近な疑問や不満を語る時に使うTikTok発の言葉「なぁぜなぁぜ?」(353票)がランクイン。「宿題があるのなぁぜなぁぜ?」「どんだけ部屋を片付けてもすぐ散らかっちゃうのなぁぜなぁぜ?」といった形で使われているそうです。

次に、「憧れの人」を聞いたところ、1位「友達」(576票)、2位「お母さん」(443票)となり、3位にはアニメ「推しの子」の「星野アイ」(253票)がランクイン。憧れの理由として、歌やダンスのうまさのほか、「可愛くてポジティブで明るくてアイドルの才能があるところ」「他の人のことも大切にしているところ」などの声が多くありました。

また、6位には初めてスポーツ選手として「大谷翔平」選手がトップ10入りしました。小学生からは、「野球だけじゃなくて対応までもやさしいし、みんなのヒーローだから」「たくさんの人に勇気や感動を与えているから」といった、人柄に憧れる声が多く挙がりました。

  ◇  ◇

続いて、小学生に「なりたい職業」を聞いた結果、「なりたい職業ランキング」の1位は、調査を開始した2020年から4年連続で「ユーチューバー」(1635票)となりました。次いで2位「芸能人」(1595票)、3位「漫画家・イラストレーター・アニメーター」(1414票)、4位「パティシエ・パティシエール」(939票)、5位「保育士・幼稚園の先生」(625票)と続き、上位には芸能、漫画やアニメなどのエンタメ関連の仕事がランクイン。エンタメは子どもにとって身近で、将来挑戦してみたい仕事として意識されていることがうかがえました。

これを男女別にみると、女子は1位「芸能人」(1362票)、2位「漫画家・イラストレーター・アニメーター」(1240票)、3位「ユーチューバー」(924票)だったのに対し、男子は1位「ユーチューバー」(587票)、2位「野球選手」(352票)、3位「サッカー選手」(254票)がそれぞれトップ3となりました。

また、「将来のために勉強したいこと」を聞いたところ、1位「英語」(2579票)、2位「プログラミング」(846票)、3位「算数・数学」(827票)だったほか、5位には「韓国語」(641票)が入りました。理由として、「英語」は「海外で活躍したい」「外国の人と話したい」という声や、「韓国語」は「K-POPが好き」「アイドルになりたい」「韓国に行きたい」といった想いが多く寄せられました。

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さらに、「印象的だったニュースランキング」では、1位に「戦争」(990票)が挙がり、「今もっとも大人に言いたいことランキング」でも、「戦争をやめてほしい」(320票)が6位に入るなど、戦争に関する子どもたちの課題意識は強いことがうかがえる結果に。

また、「野球」関連で印象に残ったニュースが多く、3位「大谷翔平選手の活躍」(486票)、6位「WBCでの日本優勝」、7位「阪神の優勝」(226票)の3つがトップ10にランクインしました。

最後に、「今年を表す一言」を聞いたところ、1位「楽しかった・楽しい」(2175票)、2位「最高」(818票)、3位「挑戦・チャレンジ」(464票)、4位「がんばった」(417票)、5位「わくわく」(300票)などと続き、トップ10のうち9つはポジティブな言葉が並び、小学生が充実した日々を送っていたことが見て取れました。

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