「ずっと寝てるし」とすすめられ、独身で初めての猫 生活が一変「ペットではなく私の家族、帰るのが楽しみに」

渡辺 陽 渡辺 陽

縁あって出会った子猫

まどかちゃん(1歳6ヶ月・メス)は、ある人が、自宅周辺にいた母猫が7匹の子猫を産んだのを見つけて保護したそうだ。

保護主にとっては初めて保護した猫だった。どうしていいのか分からず一度保護団体に相談したそうだが、色々細かい事を言われたそうで、それなら自分で引き取ると受け入れたという。

「里親になってくれそうな人に声をかけて見に来てもらい、ご自身は2匹引き取り、まどかを含めた5匹はそれぞれの家庭で暮らしているようです。」

長野県在住のHさんは、一戸建てに引越し、「ペットを飼えるな~」と思っていたら、会社の同僚から「猫いいですよ、ずっと寝てるし...」と言われた。1週間後くらいに別の同僚に、「友達が猫保護したんで見に行きませんか?」と誘われ、まどかちゃんに会ったという。2022年9月のことだった。

「まどかを迎える時、2匹一緒の方がいいと言われましたが、初めての猫だったのでまどかだけ引き取りました。でも、ずっと寂しい思いをさせたと後悔しました。」

ペットではなく家族

そのまま連れて帰ると、まどかちゃんはずっとベッドの下に隠れていたが、すぐに家に慣れてくれた。

まどかちゃんという名前は、アニメのキャラクターにちなんでいる。母性愛のすごいキャラクターなので、そんな子になって欲しいと付けたそうだ。

まどかちゃんは、極度の人見知りで臆病だが、2週間で新入り猫を受け入れる優しさもある。好きなことは、Hさんの膝の上でくつろぐこととまたたび玉。

「まるでスヌーズ付き目覚まし時計のようで、私が起きないと30分置きに起こしに来ます。」

Hさんはずっと独身だったので、まどかちゃんのことをペットというより家族だと思っている。

「毎日会話しています。育ててあげないといけないので仕事の励みになっています。時には心配しつつ、家に帰るのが楽しみです。」

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