本州もだんだん寒さが増してきましたが、北海道では動物たちが冬支度を始めているようです。自然と野生動物をテーマに写真を撮り続けている北海道在住の佐藤 章(らっちょ) / Akira Sato / かわいい野生動物を撮影する人さん(@akirasato1019)がXに投稿した画像が話題です。
「こんばんは。ボクの住んでる北海道は、これからが冬本番、寒さが厳しくなります。エゾがつく動物はだいたい可愛いと決まってるんですが、とても寒くなると冬毛がより一層もふもふして可愛さが増します。エゾモモンガたちもやっぱり冬が可愛い!」
木の幹から顔をのぞかせているのは3匹のエゾモモンガたち。もふもふの毛、黒くて丸い目、膨らんだ頬袋。すべてが可愛い彼らに、
「モフモフで、つぶらな瞳が可愛いですね!」
「なにこれ?かわい過ぎる!」
「エゾモモンガさん達のモフモフに包まれて寝てみたい」
など、国内外からたくさんの反響があり、「いいね」は5.8万件にもなりました。
エゾモモンガについて佐藤さんにお話を伺いました。
ーー北海道の動物は「エゾ〇〇」と頭に付くのですか。
「はい。エゾは蝦夷なので北海道のことを示します。エゾがつくものは北海道にいる動物です」
ーー冬毛と夏毛は違いますか。
「やはり違います。動物によっては色が全く違う場合もありますが、エゾモモンガの場合は毛質が違う感じです。夏は毛が茶色っぽくて、毛がペターってしてますが、冬毛は全体的に白っぽくなってふわっふわになります」
ーーモフモフになって寒さから身を守るのですね。
「そうです。エゾモモンガは冬眠はせず、真冬でも活動します。基本草食系で、松の葉とかハンノキの花を食べたりします。」
ーーこうして家族と暮らしているのですか。
「時期によるのですが、基本家族(女系家族)と暮らします。子育てにオスは参加しないのです」
ーー「会ってみたい」という声もあります。
「必ず会える保証はできませんが、巣穴がわかると会える確率が上がります。特に冬は会いやすいです。エゾモモンガはどこをとっても全部かわいいです。クリクリした大きな目で見つめられると思わず胸キュンです。もし会えたら、キャーキャー騒がずに静かに見守ってほしいです」
野性のエゾモモンガに会えたらときめくでしょうね。北海道まで行けないという方は、佐藤章さんのカレンダー、「2024年『北の和毛』」でエゾの動物たちを鑑賞してみるのもオススメです。