「飼い主の出勤を見送る気がない柴犬」の姿に爆笑 実は、飼育放棄で保護された犬→今は信頼の絆で結ばれてる

山本 明 山本 明

 「飼い主の出勤を全く見送る気がなかった犬2023」というメッセージとともに、出勤する飼い主さんに目もくれず、四足を投げ出し、ヘソ天で爆睡するワンコの画像が「X」で大きく注目を集めました。気持ちよさそうに眠る姿に思わずこちらも微笑んでしまいます!

「飼育放棄の家庭から保護をしてうちの子になりました」

 天下泰平に眠るワンちゃんですが、アカウントのプロフィール欄には「飼育放棄の家庭から保護をしてうちの子になりました」と記されています。ワンちゃんのお名まえは「こま次郎」くんといい、前述のような事情で現在の飼い主さんのお家にお迎えされました。その後、こま次郎くんはすこやかに成長し今年の9月で5歳になりました。

「柴犬ちゃんのツンデレさが分かる画像ですね…」
「これはこれで可愛いから許すw」
「見事なるヘソ天……!宗教画として額縁に入れて飾りたいですね???」

 たくさんの楽しいコメントが寄せられたこの写真をポストした「こま次郎」さん(@komajiro0926)(以下、飼い主さん)に愛犬との生活についてお聞きしました。

お迎えして早い段階で「へそ天」で眠るように

――お迎えして、どのくらいで「へそ天」で眠るように?

元々正式に保護をする前に、ちょこちょこ様子は見に行っていて、週末だけはうちで預かるようにしていたのですぐに我が家での生活には慣れてくれたようでした。なのでへそ天で寝るまでに至った正式な時期等の記憶はないのですが、そう長い時間はかからなかったと思います。

飼い主さんの不安をよそにおりこうさんにお留守番!

――そうだったのですね。

本来(日中は仕事をしていて家には誰もいない状況なので)ペットを飼う予定はなかったのですが、今回保護をするにあたり長時間一人にさせてしまうことが一番の懸念でした。特にその時期は遅くまで残業をしなければならなかったということもあり、心配で心配で昼休みに一度自宅へ帰ったり、ペットカメラをつけたり時間指定でご飯やおやつを与えられるものを買ったりなどしていました。

――長時間のお留守番を心配されていたのですね。

私の不安をよそに、しっかりとお留守番をしてくれて、檻に入れていたわけでもリードで繋がれていたわけでもないのにいたずらもしなければ、散らかしたりもしない、ペットカメラで様子を見る際はいつも私のベッドですやすや気持ちよさそうに眠っていて、本当におりこうさんに待っていてくれていました。

信頼関係をしっかり築けたことに飼い主さんも安心

――ご出勤時のこま次郎くん、安心しきって眠っているように見えます。

今ももちろん同じ状況で、きっと私が必ず帰ってくるってことを信じていてくれているし、私もこまのことを信頼して安心して留守を任せることができるという信頼関係がしっかり構築できているからこそ、このだらしない寝姿での「いってら~」ができるのかなと思います(笑)。

――初めてこの「お見送りスタイル」を見た時はどう思いましたか?

まあ…名残惜しそうに玄関までついてこられるといつまでたっても出勤ができないので逆にありがたいなと思った気がします(笑)。基本、常にぐうたらされた状態で「行ってきます」をしています。

たまに後ろをついてくるときがあるのですが、それは私が「行ってきます」のおやつを与え忘れているときです(笑)。

――投稿に大きな反響がありました。

純粋に「かわいい」と言っていただけている内容のコメントが本当にうれしいです。「そうでしょ!?そうでしょ!!???」って心で思っています(笑)。ただ、本人はひっくり返って寝てるだけなのにこんなに反響をいただけて、動物の力ってすごいなってつくづく思います。

「世界一かわいいと思っています」

 愛犬と共に暮らす日々を「5年…あっという間すぎました」と言う飼い主さんは、「今回の『飼い主の出勤を全く見送る気がなかった犬2023』ですが、去年も『飼い主の出勤を全く見送る気がなかった犬』シリーズを投稿させていただき、大きな反響をいただきました。そこでたくさんのこまへの愛溢れるコメントを頂けたことが一番思い出深いです。なんせ世界一かわいいと思っていますので、そんなこまの姿がすごい数の方々に見ていただけて、なおかつ、ちやほやされまくっているなんていうのは飼い主としては喜びしかありませんでした。終始、親バカが爆発しっぱなしでした」と振り返っています。

 また「年末年始は一緒に実家に帰省して、親を含めてこまとのんびりぐうたら過ごすつもりです。うちの親もこまの大ファンです」(飼い主さん)とも話します。こま次郎くん、ぜひ楽しい年越しを過ごしてくださいね。

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