【ウマい話には裏がある】詐欺師が狙う“簡単投資”の罠…FXや不動産、暗号資産が標的、自衛策は? 337人の警告

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

株式会社アドバン(東京都品川区)が運営するテクニカル分析専門サイト『テクニカルブック』は、「投資詐欺の手口」についての調査結果を発表しました。調査によると、持ちかけられた投資詐欺のタイプは、「高利回りな投資話」「学習教材/ツールの販売」などに回答が集まりました。また、投資詐欺の多い投資は「FX」が最多となったそうです。

調査は、過去1年間に投資詐欺と接触経験がある全国の20歳以上の男女337人を対象として、2023年11月にインターネットで実施されました。

はじめに、「過去1年間に接触した投資詐欺のタイプ」を複数回答で答えてもらったところ、「高利回りな投資話」(55.2%)、「学習教材/ツールの販売」(51.0%)などに回答が集まったほか、「マルチ商法」(42.1%)という回答も挙げられました。

調査結果を踏まえて同サイトは、「"ウマい話"を持ちかけたら『それなら誰でも投資で儲けられるはず』と、警戒感を持つことが非常に大事といえるでしょう」とコメントしています。

さらに、「投資詐欺に利用されている投資」について複数回答可で聞いたところ、認知度が高く簡単に始めやすいことからか「FX」(31.8%)が最も多く、次いで「不動産」(27.0%)、「暗号資産」(26.7%)が続く結果となりました。

また、「投資詐欺と接触した形」については、「メール」(31.8%)、「SNS」(27.0%)、「Webサイト」(26.7%)といった回答が上位に並び、インターネットを介して投資詐欺と接触しているケースが多いことがうかがえます。その一方で、「電話」も22.8%と上位に入ってきていることから、投資詐欺では電話勧誘というアナログな手法が取られることも依然としてあるようです。

最後に、「接触した投資詐欺に巻き込まれた場合の想定被害金額」について質問したところ、「50万円~100万円未満」(16.5%)、「10万円~50万円未満」(15.2%)、「100万円~300万円未満」(12.3%)などが挙げられたものの、最も多かった回答は「被害を受けることはない」(22.7%)となり、投資詐欺と接触したとしても、自分は引っかからないという自信を持った人が多いことがうかがえる結果となりました。

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【出典】
▽テクニカル分析の解説サイト『テクニカルブック』/詐欺に利用されやすい投資は?3位は暗号資産、2位は不動産、1位は?|調査から見えてきた警戒すべき詐欺の手口とは
https://runcha-app.com/technical/survey-trick-of-investment-scam/

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