晩秋らしからぬ暖かな日々から一転。日本付近に強い寒気が流れ込み、一気に「冬」が到来しました。
「い~ぬは喜び庭かけ回り~♪」とばかりに、もふもふの犬たちは冬の散歩をさぞかし楽しんでいるはず!と思いきや、5歳になる柴犬の女の子、ももちゃんはちょっと様子が違っていました。
「『散歩』にも反応しなくなった犬」とつぶやき、飼い主の柴犬もも(@momonosekaiii)さんがX(旧Twitter)に投稿したのは、ファンヒーターの正面にちょこんと座り、暖かい空気をしみじみと堪能している、ももちゃんの姿。
急に到来した「冬」の寒さに震える人間たちと同じように、大好きな「散歩」よりも「ヒーター」を選んだももちゃんの姿に、14万以上のいいねと共感の声が殺到しました。
寒いから「散歩」は遠慮します…
「散歩よりぬっくぬくやで!」
「おそと寒いよね」
「寒いからやめとく…って雰囲気が滲み出てる」
「犬は喜び庭かけまわ…らない!」
果たして、ももちゃんは撮影後もファンヒーターの番犬を続けたのか?飼い主さんにお話を聞きました。
「ヒーター前」を死守
ーー「散歩」より「ヒーター」だったのは、やはり急に寒くなったからですか?
「だと思います。この日はとても寒い日でした」
ーーももちゃんは寒がり…?
「寒がりだと思います…」
ーー普段のももちゃんは「散歩」と聞くとどんな反応を…?
「普段は『散歩』の言葉にはいちばん喜んで反応します。すぐに玄関に行き、飼い主の準備を待っています」
ーー冬の散歩で工夫されていることはありますか?
「冬と夏とでは散歩の時間帯を変えて、冬はなるべく暖かい時間帯に外に出るようにしています。部屋のカーペットもももに合わせて、夏は涼しい物を、冬はフカフカなものを使用しています」
ーーももちゃん、大事にしてもらっているんですね。「散歩」の言葉にも反応しなかった日、お散歩は結局どうなったのでしょうか?
「写真を撮った後も、ヒーターの前から頑なに動きませんでしたが、数分後、渋々ハーネスを着けさせてくれました。いざ散歩に行ったら行ったで楽しいようで、今度は帰ることを渋っていました…」
◇ ◇
大好きな「散歩」の言葉にも反応しなかったももちゃんですが、翌日はなぜか、「はよ散歩連れて行けモード」だったそうです。
「翌日も寒さはありましたが、ヒーターを出した日よりは暖かかったと思います。単純に家にいるのがつまらなくて外に出たかっただけかもしれませんが…」(柴犬ももさん)
散歩やおもちゃ遊びが大好きで、ワンちゃんらしいイタズラでも人気のももちゃん。毎年冬になるとヒーターの誘惑に負け、完全に「野生」を失ってしまうのだそうです。
「先日もお昼寝中にヒーターの前でもう完全に野生を失っていました(笑)。ファンヒーターの前はもものお気に入りスポットで、ヒーター前を占領する姿は、我が家では毎冬恒例の光景なんです」(柴犬ももさん)