「お店のルンバが迷子になって帰って来ておりません…」。ゲームセンターの従業員がロボット掃除機を探す写真が話題を呼んでいます。
サードプラネット(山口県周南市)が運営するゲームセンター「サープラ新宮あそびタウン」(福岡県新宮町)がTwitter(現X)に投稿した写真には、クレーンゲームの下をのぞき込む従業員たちの姿が写っています。果たしてロボット掃除機は見つかったのでしょうか。お店に聞きました。
福岡県新宮町の大型ゲームセンター「サープラ新宮あそびタウン」は地域最大級のクレーンゲーム台数を有し、メダルコーナーや最新プリクラ機も用意しています。
ーーロボット掃除機が行方不明になったのはいつですか?
「10月12日夕方にいなくなって、従業員みんなで探しました。それでも見つからず、翌13日からまた従業員で探し始め、捜索写真を撮って『見かけましたらご一報ください』とTwitterに投稿しました」
ーー見つかったのでしょうか?
「実は投稿した5分後にクレーンゲームの下で見つかりまして…。すぐに『ご心配おかけしました』と発見した旨を投稿したのですが、その後も捜索写真の投稿がどんどん拡散してしまいました」
ーーよく行方不明になるんですか?
「そうですね。9月下旬にメーカーさんから見本機の提供を受けて店で使っているのですが、今回のようにクレーンゲームの下に入り込んで電源コードに引っかかってしまったり、イスの下から出られなくなったり、頻繁(ひんぱん)にいなくなっています。がんばってくれてはいるんですけど、掃除が助かるというより、手間の方がかかっていますね(笑)」
「でも迷惑とか、困っているわけではなく、みんな愛情が芽生えてきて、いなくなると本気で心配するようになりました。それこそ仕事が手に付かなくなるくらい(笑)。今回も『どこにも行っちゃダメだよ』『見つかって良かった』と責める声は出ませんでした」
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頻繁にいなくなるからこそ、従業員に心配され、愛されるようになったロボット掃除機。Twitter上では捜索写真に「土下座してるかと思ったw」「猫探しみたい」「なんなんだよこの平和なニュース」とほっこりした声が寄せられていました。