道ばたに立つ ちびまる子ちゃんの手作り人形が話題です。ミニのワンピースに身を包み、バドワイザーをPRする「バドガール」姿で美脚をのぞかせています。人口約1200人の奈良県天川村になぜバドガールまるちゃんがいるのでしょう。天川村の関係者や人形を撮影した人に聞きました。
バドガール姿のちびまる子ちゃんは奈良県天川村の道路沿いに立っていて、手には「他人(ひと)の子も わが子も同じ 愛の一声」「ーやまびこ運動実施中ー 天川村青少年健全育成協議会」と挨拶を推奨する幟(のぼり)を持っています。網タイツにハイヒールを履き、ディティールも凝っています。
天川村の関係者によると、バドガールまる子を作ったのは天川村青少年健全育成協議会の関係者だといいます。同協議会役員にのぼりを配り、ガードレールや橋などに各自で取り付けてもらうようお願いしたところ、ユーモアを効かせて ちびまる子ちゃんのバドガール人形を作ったそうです。
インパクトが強すぎる まるちゃんに、通りすがりにシャッターを切る人もいます。
撮影者の一人、奈良教育大学准教授の河本大地さんは9月下旬、授業「山間地教育入門」のスタディツアーで学生と天川村を訪ねた際、路線バスの車窓からバドガールまる子を発見しました。「『ワオ!』と驚き、学生たちも『え、え、え、今の何??・・・!!』という感じでした。遊び心があっていいですね。制作者が村での暮らしを楽しんでおられる様子が伝わってきました」と振り返ります。
衝撃的な写真にTwitter(現X)上では「こんなに大きくなって…」「スローガンが頭に入らない」「あたしゃビックリしたよ」「Incredible(信じられない)」と国内外から驚きの声が上がり、約7万件のいいねが付きました。ハイヒールで左足がグネっていることに注目し、「慣れないヒールでくじいてる?」とツッコミも入っていました。