【長年の疑問】豊田市民の愛車はやっぱりトヨタ? 各社の“ホームタウン”のクルマ事情、20万人調査で判明!

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自動車メーカーの拠点を擁する地域、いわゆる“お膝元”では、そのメーカーの車が選ばれやすいのでしょうか。ジオテクノロジーズ株式会社(東京都文京区)が、このほど発表した「“お膝元”の自動車のメーカー別保有率」によると、愛知県豊田市でのトヨタ車の保有率は、全国保有率の1.8倍になるなど、全国と“お膝元”で顕著な差があることが分かりました。

調査は、2023年1月に、同社が運営するポイ活アプリ『トリマ』を利用する全国の10~60代の男女20万人を対象にインターネットで実施されました。

調査によると、「全国の主要自動車のメーカー別保有率」は、高い順に「トヨタ」(32.0%)、「ホンダ」(17.5%)、「日産」(12.0%)、「スズキ」(11.0%)、「ダイハツ」(9.9%)、「マツダ」(4.1%)、「スバル」(3.3%)、「三菱」(2.3%)、「レクサス」(1.1%)となりました。なお、「外国車」は6.7%となっています。

この結果を地域別に集計し、国内自動車メーカー4社「トヨタ」「スズキ」「スバル」「マツダ」の主要拠点を擁する地域、いわゆる“お膝元”の自動車のメーカー別保有率を抽出しました。

まず、「トヨタ」を擁する愛知県で、トヨタ自動車本社および6つの国内生産拠点が置かれる「豊田市」の数値をみると、同市における「トヨタ車(レクサス含む)」の保有率は58.8%と、約3分の1程度の割合となっている全国と比較すると約1.8倍という結果になりました。なお、トヨタ以外の国産車および外国車の保有率は、概ね全国の数値と連動しているものの、「日産車」の保有率が3.3%と、全国と比較すると少なさが目立つ結果となっています。

続いて、静岡県浜松市に本社を置く「スズキ」では、静岡県内に5カ所ある生産拠点のうち、自動車の製造を手掛ける工場を持つ「湖西市」「磐田市」「牧之原市」の自動車保有率を算出。その結果、湖西市が20.3%、磐田市が15.9%、牧之原市が23.9%と、いずれも全国の11.0%を上回り、とりわけ牧之原市は2.1倍と、保有率の高さが顕著に表れる結果となりました。

また、「スバル」は自動車部門の製作所3拠点を群馬県に置いており、うち2拠点が「太田市」です。同市のスバル車保有率は13.7%と、全国(3.3%)の約4.2倍となりました。なお、「三菱車」の保有率は3.8%と、本調査で比較した中では最多となっています。

最後に、広島県安芸郡に本社および生産工場を置く「マツダ」をみると、同郡における「マツダ車」の保有率は14.4%で、全国(4.1%)の約3.5倍となりました。その他メーカーの保有率は比較的均等に分かれている印象を受ける一方で、「スバル車」の保有率が0.8%、「三菱車」の保有率は1.2%と、数値は低めという結果になりました。

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