昨今では自らの選択によって「結婚しない」女性が増えていますが、その理由はどのようなものがあるのでしょうか。全国の16〜69歳の未婚女性2816人を対象に「結婚観」に関する調査を実施したところ、約半数の人が「結婚は考えていない／したくない」と回答しました。また、結婚願望がない理由としては、「人と一緒に住むことが負担に感じるから」が最も多かったそうです。
株式会社オノフ（東京都渋谷区）が2023年7月にインターネットで実施した調査です。
はじめに、「結婚願望の有無」について聞いたところ、「結婚は考えていない／したくない」と答えた女性は50.9%。一方、「絶対に結婚がしたい」は10.5％、「いい人がいれば結婚したい」は38.6％という結果になりました。
「結婚は考えていない／したくない」と答えた1433人に対して、「結婚願望がない理由」を複数回答で答えてもらったところ、「人と一緒に住むことが負担に感じるから」（37.8%）、「独り身の方が向いているから」（37.3%）、「必要性を感じないから」「自由な時間が欲しいから」（いずれも31.1%）、「結婚に憧れがないから」（30.4％）などが上位に挙げられました。
これを年代別でみると、19歳以下では「収入を自分のために使いたいから」（18.0％）、30代では「子供はいらないから」（33.3％）が他の年代よりも高くなっていました。
一方、「絶対に結婚がしたい」に答えた297人に対しても同様に答えてもらったところ、「好きな人／パートナーとずっと一緒にいたいから」（50.5%）、「家庭を持ちたいから」（45.5%）、「子供が欲しいから」（44.1%）、「安心感が欲しいから」（43.8%）などが上位に。
年代別では、19歳以下〜20代では「好きな人／パートナーとずっと一緒にいたいから」（19歳以下：55.6％・20代：46.9％）、30代では「子供が欲しいから」（52.0％）、40代では「支え合える家族が欲しいから」（58.8％）、50代以上は「良き理解者が欲しいから」（80.0％）が他の世代より高くなっていたそうです。
