近くの友人宅からストーカー被害の写真が届いた―。そんな文言とともにX(旧ツイッター)に投稿された写真が、話題になっている。2階建て一軒家の中から撮影された写真で、窓から白い鳥がにょきっと首だけを出している。カモメ科のウミネコで、時折やって来ては、2階の窓をくちばしでコツコツと叩いたり、寝室を覗き見したりしているとか。怪しさとかわいさに溢れた“ストーカー”被害に、友人はいぶかしむ。「このウミネコ、目的は一体何なのか(笑)」
投稿したのは、アカウント名「陶房呑器さん(@hisaejinnohara)」。友人は北海道に住む女性で、家は海まで3分ほどの一軒家が立ち並ぶ住宅街。2世帯住宅で、2階で生活している。
どこかで話を聞いている!?
女性によると、初めてウミネコがやって来たのは3年前。視線を感じて窓を見ると、寝室内を覗いていた。その後も、「コンコン」という音で顔を上げると、真正面に数十分、鎮座することも。冬は姿を見せず、春先に友人や夫と話題にしていると翌日に現れることが3回ほどあり、「どこかで話を聞いているのかと思っちゃいます」と笑う。主に春先にあいさつに来ることが多く、屋根のトタンが足跡でいっぱいになるそう。
ストーカーの内容は…とにかく見られること!女性が窓際に行くとぴょんとジャンプして30センチほど離れるだけで、飛んで逃げることはない。「一番ストーカーだと思ったのは、ウミネコが来ている時に1階の裏庭へ行くと、庭にいる私を屋根に座り込んでリラックスしながらずっと見ていたことでしょうか。つつかれる被害もなく、ふんは全くしていかない礼儀正しい子です」
目的は分からないが、愛着も湧いている。「来ないと寂しくなっていて(笑)6年前に天国へ逝った愛犬の生まれ変わりかなと思って、大事に話し掛けています」