「自分流ドッグランの楽しみ方」独特のスタイルで満喫する柴犬が話題「大物犬になりそうな予感」

山本 明 山本 明

 ドッグランの芝生の上を、身体を横にして滑るように進んでいくワンちゃんの動画がX(ツイッター)で注目を集めました。個性的なスタイルでドッグランを満喫する姿を撮影した時のことを飼い主さんにお聞きしました。

 「こたろー流 ドッグランの楽しみ方」というひと言とともに動画を投稿したのは「柴犬こたろーとりんたろ&黒猫ちゅ〜たろ〜」(@kotaro_koi)さん(以下、飼い主さん)のアカウントです。ワンちゃんのお名まえは「小太郎」くんといい、4歳になる赤柴の男の子です。小太郎くんは「凛太郎」くんという2歳の白柴の男の子と「宙太郎」くんという2歳の黒猫さんといっしょに暮らしています。

「セルフブラッシングだ」
「個性って良いな…大物犬になりそうな予感がするな…」
「フリーダム とても良いと思います F外失です」

 自由にドッグランを謳歌する姿を見た人たちからいくつもコメントが届いています。「人工芝?の触感が気持ちいいんかな ランちゃうやん、何これスライド?」というコメントに「ドッグスライドだね」と答える飼い主さんに詳しい話をお聞きしました。

「初めは戸惑いましたが、一心不乱にスライドする姿を見て、可笑しくなってきました」

――愛犬の「ドッグラン」ならぬ「ドッグスライド」を姿を見るのは初めてでしたか?

こちらのドッグランは東京ビッグサイトに特設された期間限定のランになります。室内なのでエアコンが効いていて、また、特設ランなので新しい人工芝が敷かれていました。ドッグランにはたくさん行っていますが、この様な行動を取るのは初めてみました。

――あくまで「自己流」を貫いていましたね。

初めは戸惑いましたが、一心不乱にスライドする姿を見て、可笑しくなってきました。楽しみ方はそれぞれだな(笑)と最後まで見守ることにしました。

――この後はどうなりましたか?

一通りスライドしたら満足したようで、そのあとは何事もなかったかの様にランの中を楽しそうに走り回っていました。

一方、弟分の凛太郎くんは…?

――この時は凛太郎くんもそばにいたのですね。

凛太郎はとても臆病で慎重な性格で、家の中で寛(くつろ)いでる時も、人間が立ち上がると警戒する様な子です。兄であるこたろーの社交的すぎる性格であることが、凛太郎の臆病な性格にとても影響を与えました。とりあえず、何か困ったら兄についていき、兄の真似をすることでなんとか犬社会でうまくやっているように見えます。

――凛太郎くんはどんなふうに楽しんでいましたか?

この時も初めての場所で警戒していたのですが、こたろーがスライドを始めたのをみて、キョトンとしていたのが、そのおかげで緊張がほぐれたようでした。ここのドッグランは4つのエリアに分かれていたのですが、こたろーがスライドをしていたランに関しては警戒することなく過ごせる場所になったようです。

――小太郎くんの真似はしませんでしたか?

スライドする兄を見る凛太郎も動画に少しだけ映っていますが、とにかくキョトンとして、何をしているの?とずっと兄の姿を目で追っていました。凛太郎は兄の真似をしてスライドをすることはありませんでした!

小太郎くんは「自分の世界をしっかり持っている賢い子」

 小太郎くんのチャームポイントについて「こたろーは4歳となりすっかり落ち着いたように見えますが、今でもヤンチャな姿を見せてくれ、突然誰よりも激しく走り回ったりおやつを奪って逃げたりすることがあります(賢くて捕まえられません)。とにかくマイペースで、自分の世界をしっかり持っている賢い子だと思います。時折クセのある行動を見せてくれますが、そんなところが我が家のムードメーカーと呼ばれる所以ですね」と話す飼い主さん。

柴犬2匹と黒猫1匹、3匹の暮らしぶりは…

 さらに飼い主さんは、宙太郎くんと凛太郎くんを迎えてからの小太郎くんについて「宙太郎をお迎えしてからは、犬とネコの垣根を理解し、しっかり住み分けをして穏やかな生活を送っています。凛太郎にはこれができないので、(小太郎くんは)弟たちのいざこざの仲裁に入りつつ、過度に干渉することもなく、基本的には2匹を近くでそっと見守る頼もしい兄となりました」といい、また「弟たち」の関係性については「宙太郎は凛太郎を迎えてから、お兄さん風を吹かせて何かと凛太郎に突っ掛かり、取っ組み合いのわんにゃんプロレスをするのですが、凛太郎が1歳になると体格も越されて『ヤベェ』と自覚し、無駄に凛太郎に絡まなくなりました。凛太郎は今、自分の方が大きいことがわかっていないようで、赤ちゃんの頃の様に宙太郎兄さんとはプロレスができると思って絡みに行ってます」と話します。

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