角砂糖に『ピクミン』が生えた!芸術作品のようなアイシングクッキーが話題 「思わず引っこ抜きたくなる」

五ヶ瀬 あお 五ヶ瀬 あお

「角砂糖の上に、小さな甘いピクミンたちを生やしてみました」のコメントとともに、X(旧ツイッター)に投稿されたアイシングクッキーの制作動画が569万回表示され、1.8万リポスト(リツイート)、10万いいねを集めて話題となりました。

 動画を投稿したのは、お菓子クリエイターでアイシングクッキー作家のまんなたぬきさん(@maaco414)。アイシングクッキーとは、砂糖や卵白などを混ぜて作ったカラフルなクリームを使ってデコレーションしたクッキーのこと。まんなたぬきさんはこのアイシングクッキーを使って、立体的なキャラクターやアート作品を制作し、人気を集めています。

 ガラス瓶に入った角砂糖。そのひとつを取り出し、絵筆で緑色に塗ると土台になります。その上に赤いクリームを絞ると、小さなピクミンが姿を現しました。ピクミンとは、任天堂が発売したゲームソフト『ピクミンシリーズ』に出てくるキャラクターで、動物でも植物でもない、小さくて奇妙な生物のこと。2001年の発売当時には「引っこ抜か〜れて〜」から始まる哀愁ただようCMソング『愛のうた』が話題となり、その愛くるしいキャラクター性で人気を博しています。

 まんなたぬきさんの手によって、赤、黄、青のピクミンが次々に作られ、立体的な花を添えて作品が完成しました。作品画像には、『運ぶ〜戦う〜増える〜、そして食べ〜られる〜』という歌詞にちなんで、『しぼる〜植える〜生える〜』とまんなたぬきさんのコメントが加えられています。

 投稿には、小さなピクミンがかわいい、再現度の高さがスゴいと多くのコメントが寄せられました。

「めちゃくちゃ可愛い!ピクミンが大好きなので、いつかあの大群を作っていただきたいです!」
「この器用さのかけらでいいから欲しかった…!」
「素晴らしい完成度、しかも食べられる!」
「角砂糖の魔術師さま…!」
「再現度が高すぎてスゴい!思わず引っこ抜きたくなる~」

 動画を投稿した、まんなたぬきさんに話を聞きました。

ーー角砂糖の上にピクミンを生やす、という発想のきっかけを教えてください。

「自宅でコーヒーを飲もうとしたときに思いつきました。小さくて四角い角砂糖に、小さくてかわいいピクミンを生やして並べてみたら面白いかも!って(笑)」

ーー今回の作品で苦労した点、工夫した点を教えてください。

「クリームを立体的に絞るのに苦労しました。息を止めながら、一気に『うにょっ!』と絞って形を作ったんですが、つぶれたり曲がったりしてしまって。うまくできたときは、安堵して大きなため息がでました(笑)。土台の土の部分をリアルに見せたくて、チョコクランチを使ってみたのも工夫したポイントです」

ーー作品の反響について、いかがですか?

「『小さい!』『かわいい!』というご感想を多くいただいて嬉しかったです。スマホのカメラを使って、どアップで拡大して撮影すると、角砂糖ならではのミニマムな感じが伝わりにくいかな?と思っていたので」

ーーお菓子で作品を制作する際に、こだわっているポイントや意識していることを教えてください。

「自分が好きなものや身近にあるものをテーマに選ぶことが多いのですが、原作の魅力や元のキャラクターの可愛さをお菓子で最大限に引き出せたらいいなと思って、いつも作っています。食べられる材料を使って、どこをどのように表現しようか考えたり試作したりするのは、難しいですがとても楽しいです」

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 チャンネル登録者数147万人のYouTubeチャンネル『まんなたぬきManna_Tanuki』や、フォロワー数120万人のTikTok(@maaco414)、フォロワー数37万人のX(旧ツイッター)(@maaco414)、フォロワー数20万人のInstagram(@maaco414)では、まんなたぬきさんの手から生み出されるお菓子の作品やその制作過程を見ることができます。

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