謎のメッセージが記された薬袋がSNS上で大きな注目を集めている。
「何度見てもこのコンボに笑ってしまう」
と、件の薬袋を紹介したのは本条恵(ほんじょう・めぐみ)さん(@Singles_cafe)。
それぞれ
「1日2~3回
あたま よわい」
「1日2~3回
顔 強い」
と書かれたこの薬袋。わかるようかわからないような薬剤師からのメッセージだが、この字面のインパクトの強さときたら。
本条さんの投稿に対し、SNSユーザー達からは
「『骨なしチキンのお客様ー!』に通じるものがw」
「ただただ、この写真の破壊力www
至ってお堅い病院のお薬に、完全に狙ったかの如く
この表示・・・
イライラした時に拝見させていただきます!!」
「皮膚科の外用薬はなぁw
おしり 軽い
朝 かゆい
顔 ひどい
とか、たまーに
エグい組み合わせの出るよねw」
など数々のコメントが寄せられている。
本条さんにお話を聞いた。
ーーこのお薬はそれぞれ、どんな症状に対するものでしょうか?
本条:まず「顔 強い」ですが、こめかみのあたりに赤い大きめな出来物ができてしまい、地味にかゆくて嫌な感じでした。皮膚科で「少しだけ強めの、ステロイドの塗り薬を出しておくね。おさまってきたらもう塗らなくていいからね」と処方されたお薬です。
2、3日でだいぶ症状がおさまったので、素直に「強い、さすがだ」と思いました。
「あたま よわい」のほうは、自分ではなく子供に処方されたものだったと思います。
頭がかゆいというので、同じタイミングで皮膚科に行って処方してもらいました。
どちらも去年処方してもらった薬なので、記憶違いがあるかもしれません。現在はもう、共に症状は落ち着いています。
古いから捨てよう、でも最後に写真をとっておこう、と軽い気持ちでアップしたものが、なぜかバズりました。
ーーこの薬袋をご覧になった際のご感想をあらためてお聞かせください。
本条:私は、薬局で袋を渡された瞬間に「メッセージ性がつよい!」とニヤけかけたのですが、薬剤師さんは慣れているのか、普通にお薬の説明を始めたので、さすがだなと思いました。
帰宅後、「あたま よわい」を見た子供はケラケラ笑っていました。
ーー投稿の反響へのご感想をお聞かせください。
本条:「自分も、こんな注意書きの薬を処方された!」というのを写真付きで貼って下さる方々がいて、面白かったです。
「陰部 よわい」
「体 ガサガサ」
「かお ひどい」
……などなど。
笑っちゃいけないのかもしれないけど、笑っちゃいました。
◇ ◇
今回の話題を提供してくれた本条さんは短歌結社「未来短歌会」に所属。
短い文で誰かの心に刺さりたい、「薬袋の注意書きがあまりにあんまりだった」みたいな日常の些事を短歌にしたい、なんだか短歌が気になってきたという方は、ぜひ問い合わせいただきたいということだ。
本条恵さん関連情報
Twitterアカウント:https://twitter.com/Singles_cafe
未来短歌会:http://miraitankakai.com