「図書館で 走っていいのは メロスだけ」フリースクールのナイスな標語に反響 「時をかける少女は?」の声も

竹中  友一(RinToris) 竹中 友一(RinToris)

「フリースクールに素敵な標語があった」

という山田邦明さん(@kun1aki)のツイートに注目が集まっています。

「図書館で 走っていいのは メロスだけ」

こちらが、山田さんが見つけたという標語。

太宰治による名作・『走れメロス』を引用しており、五・七・五の語調も相まって、とてもナイスです。

ツイートのリプ欄にも、多くの反響が。

「メロスが激怒しない標語」
「メロスが走ってるのは小説の中だけど」
「じゃあメロスは図書館で泥酔したり全裸になっても良いのだろうか」
「メロス、図書館に立ち寄らずにはよ友達助けに行けや」
「いやメロスも図書館で走っちゃだめだよ」

おおもとの標語に負けず劣らず、メロスをモチーフにした洒落のきいたコメントが並んでいますね(笑)。また、以下ような声も。

「では時をかける少女は置いてないんだね」
「フォレストガンプはあかんか…」

筒井康隆のSF小説『時をかける少女』や、アメリカの小説家・ウィンストン・グルームの『フォレスト・ガンプ』を挙げる人も。どちらも、映画化もされたりなど、大ヒットした作品です。しかし、日本人にとって、最も“走る”イメージが強い作品といえば、やはり『走れメロス』なのは間違いなさそうです(?)。

実はご本人が運営していたフリースクールの標語でした

フリースクールに掲げられていたという標語。一体どこのフリースクールで見かけたものなのでしょうか?

山田さんによると、実はこの標語、ご自身がこの4月まで運営をしていた「無花果もえぎ フリースクール(フリースクールもえぎ)」に貼られていたものだったといいます。

フリースクールとは、何らかの理由で不登校や引きこもりになってしまった子どもたちが、学校の代わりに通い過ごせる学びの場のことです。

岡山県岡山市・津山市に根を下ろし、地域の子どもたちが自分たちのペースで「やりたい」ことを見つけ、実現するための場所を提供する「無花果もえぎ フリースクール」。2023年4月より、これまで事業責任者だった中藤寛人さんが代表となり、山田さんは監修に。新体制で運営を続けています。

山田さんによると、例の標語もここの生徒か先生が貼ったものだと思う、とのことでした。

標語の内容からもフリースクールの和やかな雰囲気が伝わってきますね。

  ◇  ◇

「無花果もえぎ フリースクール」では現在、中学3年生限定で週1日プランの料金を無償化。さらにはなんと、来年の4月より全生徒を無料にする取り組みもはじめているといいます。

教育の分野で想いの深い活動をされてきた山田さん。他にも弁護士、起業家VC(ベンチャーキャピタル)など、さまざまな分野で活躍されています。

書籍も出版されており、『クリエイター1年目のビジネススキル図鑑』を2022年5月より販売。「よかったら、教育機関の皆様1冊ずつでもどうぞ!」とのことでした。

■山田邦明さんのTwitterはこちら
 →https://twitter.com/kun1aki

■無花果もえぎ フリースクール(フリースクールもえぎ)のホームページはこちら
 →https://1ziku.jp/moegi/

■書籍『クリエイター1年目のビジネススキル図鑑』はこちら(Amazonのページ)
 →https://amzn.to/3qhLGWB

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