「エミューを卵から孵化させて、2年たつとこうなる」
そんなコメントとともに投稿された2枚の写真が、大きな反響を呼びました。2枚とも女性と鳥の後ろ姿が写っています。女性は服装も見た目もほぼ同じですが、一緒に歩く鳥は違います。1枚は女性の膝くらいのサイズのヒナで、もう1枚は女性の背より大きくなってる!
2枚の写真は同じシチュエーションで撮られ、2年の歳月、変わることなく寄り添ってきた「ふたり」の絆が見えるようです。ツイートには23.8万を超える「いいね」がつきました。
「エミューが女性を見つめてる感じがまた...🥹」
「素敵な関係°・*:.。.☆」
「おっきくなったね!」
「溢れる相棒感 こういう同じ構図で過去と今の写真すこい」
「グッときます!」
こんなコメントが寄せられた写真をツイートしたのは、「砂漠 | フォトブック『エミューちゃんと二人暮らし』発売中(@eli_elilema)」さんです。
OLをしながら念願だった田舎暮らしを実現した砂漠さんは、生き物を飼おうと考えました。そんなとき、友人からエミューの卵をもらいます。満天の星空のような青い卵にも、生命を感じて愛おしく感じる砂漠さん。そして孵卵器の卵を見守ること2ヶ月、とうとう「エミューちゃん」が生まれました。
それから「ふたり」の生活がスタート。エミューちゃんは、砂漠さんから離れず、家の中でも外でも、寝る時も一緒です。すぐに砂漠さんの人生は、エミューちゃんが中心になります。
エミューちゃんとの暮らしは簡単なものではありません。なんでもついばむエミューちゃんにつっつかれて、砂漠さんの腕は最初の頃は本当に傷だらけ。家に置いてあるものも、なんでもつつくので、すぐに散らかってしまいます。仕事から帰ってからは、エアコン装備のエミューちゃん専用部屋のうんちを片付ける仕事も待っています。
それでもエミューちゃんが愛おしくて仕方がない砂漠さんは、「エミューちゃんがあまりにも可愛いため、3日に1度くらい『どうしてそんなにかわいいの?』と聞いてしまう。エミューちゃんはいつも『なぜ…。わからない…』という顔でただ私をじっと見ている」という日々を送っています。
砂漠さんは、庭にエミューちゃんが食べる花や葉っぱを植え(野菜畑もあります)、一緒に走って遊び、大きくなった今でも添い寝をしています。外の専用の小屋でエミューを「飼う」のではなく、ひとつ屋根の下で「二人暮らし」をしているのです。
そんな砂漠さんとエミューちゃんの日々をまとめたフォトエッセイ本「エミューちゃんと二人暮らし」が発売されています。ほかに、友人撮影、砂漠さん編集のYouTubeも。大変そうだけれど、愛があふれる「二人暮らし」にご興味のある方はのぞいてみてください。
■エミューちゃんと二人暮らし(amazon) https://www.amazon.co.jp/dp/4046819960
■エミューちゃんと二人暮らし(YouTube) https://www.youtube.com/@emu_chan