「嵐」ファン集う“聖地”の神社にお食事処オープン 店主はニシキゴイ生産の鯉師「食事通じて縁を」

京都新聞社 京都新聞社

 活動休止中の人気アイドルグループ「嵐」のリーダー大野智(さとし)さんと同じ名を冠し、ファンの「聖地」とも言われる滋賀県栗東市の大野神社に、「お食事処 金勝庵」がオープンした。地元食材を使った天ぷらそばやカレーライスを提供しており、神社側も「食事を通じて縁がつながり、神社が発展すれば」と期待する。

 店主は、ニシキゴイを生産する鯉(こい)師の山本淳次さん(58)=大津市。仕事の関係から参拝するようになり、境内の池のニシキゴイを奉納するなど親交を温めてきた。地元での露店経験を生かし、同神社に店を構えることになった。

 食事メニューは約20種で、最上級の天ぷらそば(うどん)には地域と店の名「金勝」にちなんで金箔(きんぱく)が入っている。天ぷらにはナスやタマネギなど季節の食材を、カレールーにはトマトなど地元農家らの野菜を取り寄せている。今年秋以降は、そば粉も地元産に切り替える予定。ソフトクリームなど喫茶メニューもある。

 山本さんは「出店をきっかけに、もっと多くの地域の人や地元出身者に神社を訪れてもらえたら」と話した。

 午前10時~午後4時(食事メニューは午前11時~午後2時)。木曜定休。

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