JR西日本の公式ツイッターアカウント「JR西日本列車運行情報(京都・神戸線)【公式】」(@jrwest_kinki_a)は6月に入り突然、こんな告知をしました。
「Twitter社が提供するサービス内容変更の影響により、2023年7月以降は当アカウントでの運行情報の配信ができなくなる可能性がございます。列車の運行情報は、列車運行情報ホームページ、列車運行情報アプリ、WESTERでもご確認いただけますので、こちらもご利用ください」(6月1日ツイッター投稿より)
同アカウントは2018年夏から運用を開始し、列車の遅れの原因や止まっている区間などを配信する人気アカウント。公式サイトやアプリを利用せずに、同アカウントだけで運行情報を入手しているユーザーたちからは、「え?なんで?」「便利だったのに」「めちゃくちゃ困る」「遅延のときどうしよう」「すごくお世話になってた」「続けてほしい」「理由を教えて欲しい」などの声が上がり、動揺が広がっています。
同社が管理する他の路線のアカウント(在来線特急、環状・大和路・阪和線、学研・東西・宝塚線、加古川線、姫新線、山陰エリアなど)でも、同様の案内を投稿しています。
いつ決まる? 今後は? JR西に聞いた
JR西日本によると、ツイッターのサービス変更が原因。
「運行情報ツイッターは、ツイッターが提供するTwitter APIを使用して運行情報を配信しております。このたび、ツイッターよりサービス内容の変更のアナウンスがあり、詳細について確認をしております。サービス内容の確認等ができるまでは、配信できなくなる恐れがあるため、列車運行情報ツイッターにおいて『7月以降、運行情報の配信が出来なくなる可能性がある』旨をツイートさせていただきました」(JR西日本広報担当者)
同社では「くわしい状況が分かり次第、ツイッター上でご案内させていただきます」とし、万が一、ツイッターでの配信が終了した場合は、「WESTER(JR西のスマホアプリ)、JR西日本列車運行情報ホームページ、列車運行情報アプリでもご確認いただけます」と呼び掛けました。
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「JR西日本列車運行情報(京都・神戸線)【公式】」は、複数の列車に15分以上の遅れがある場合に運行情報を知らせてくれます。
「6時から24時まで(京阪神地区は4時から翌2時まで)の間、JR西日本の対象線区で複数列車に15分以上の遅れ(京阪神地区の朝ラッシュ時間帯、山陽新幹線及び北陸新幹線は10分以上)が発生または見込まれる場合に列車の運行状況などをお知らせします」(同社サイトより)
例えば、6月7日午前8時54分ごろ、神戸市東灘区の摂津本山と住吉間の橋脚に車が接触した事故では、発生直後の午前9時2分から情報を投稿。大阪から姫路の間で順次運転を見合わせること、振替輸送の開始時刻、運行再開後も京都から大阪・姫路方面の新快速・特急列車の走る線路では運転を見合わせていることなどを細かく発信しました。