原材料価格や物流費の高騰など、様々な理由から値上げラッシュが続いています。そこで、全国の20～60代の会社員男女556人に調査をしたところ、9割超の人が「物価が高騰しても給料が上がらなかった」と回答しました。また、物価が高騰して困っているものについては、「水道光熱費」が最も多かったそうです。
株式会社コンプライアンス（福岡県福岡市）が、「副業に関する調査」と題して2023年3月にインターネットで実施した調査です。
まず、「物価高騰により生活に影響は出ましたか」と聞いたところ、81.1％の人が「影響が出た」（かなり影響が出た：30.2%・少し影響が出た：50.9%）と回答しました。
また、「物価高騰に見合う分給料は上がりましたか」という質問では、94.1％の人が「上がっていない」（変わっていない：82.2%・下がった：11.9%）と回答しており、物価高騰の影響が家計を逼迫させていることがうかがえます。
続いて、「物価が高騰して困っているもの」を複数回答可で教えてもらったところ、「水道光熱費」（78.8％）、「食材（野菜、肉など）」（63.3％）、「食料品」（60.8%）、「ガソリン代・灯油代」（46.0%）、「トイレットペーパー・ティッシュペーパー」（29.3%）など、日常生活でよく使用するものの物価高騰に困っている人が多いようです。
物価高騰が続くなか、「自身の現在の収入に満足度」について聞いたところ、94.1％の人が「満足していない」（満足していない：71.4%・もう少し増やしたい：22.7%）と回答。
そこで、「収入を増やすために行ったことはありますか」と聞いたところ、半数近くの人が「特に何もしていない」（48.4%）と回答。その一方で、「ポイ活を始めた」（40.3%）、「株式投資を始めた」（18.7%）、「副業を始めた」（8.5%）など、スキマ時間を使って別の収入を得ている人も多くみられました。
